【発行号】令和7年7月15日号【掲載面】城南区版【カテゴリー】お知らせ

【城南区】優しさを伝える認知症ケア技法
ユマニチュードについて学びませんか

ユマニチュード®とは、介護を必要とする人と穏やかにコミュニケーションを取るための技法です。高齢者の3人に1人が認知機能に関する症状があると言われていて、誰もが介護にかかわる可能性があります。身近な人とより良い関係を築くために、ユマニチュードについて学んでみませんか。

ユマニチュード【触れる】のイラスト

ユマニチュード四つの柱
ユマニチュードは「あなたを大切に思ってます」と伝えるための技術で、

▽見る

▽話す

▽触れる

▽立つ

―の四つの柱からできています。


認知症になると、体に触れられることを嫌がったり、同じ事を何度も尋ねたり、暴力的になったりしてしまうこともあります。


介護をするときに、ユマニチュードを取り入れることで相手が安心できるようになり、介護する側とされる側に信頼関係が生まれて、お互いが毎日を心豊かに過ごすことができます。

 

ユマニチュード講座を全公民館で開催
ユマニチュードについて学び、理解を深める講座を区内の全公民館で開催します。講座を通して、ユマニチュードの基本的な考え方や、相手に優しさを伝える「触れ方」や「話し方」などの具体的な技術を身につけることができます。

昨年度実施されたユマニチュード講座(中央区簀子公民館)の写真
【場所】

1. 別府公民館

2. 南片江公民館 

 

【日時】

1. 8月28日(木曜日)午前10時から11時

2. 8月30日(土曜日)午前10時から11時 

 

【定員】

各回30人 

 

【対象】

市内に住むか通勤・通学する人 

 

【料金】

無料 

 

【申し込み】

専用サイト(「福岡市 ユマニチュード講座」で検索)から申し込むか、福岡市ユマニチュード講座一斉実施事務局へ電話(092-600-2786)、ファクス(092-451-0550)、メール( fuk-huma@nta.co.jp )で申し込みを。 ※その他の公民館での実施スケジュールは決まり次第お知らせします。詳しくは専用サイトまで。

 

【問い合わせ】

市ユマニチュード推進課
電話 092-707-3117
FAX 092-733-5587

 

〈ユマニチュード四つの柱〉
【見る】相手にできるだけ正面から近づいて、同じ目の高さで水平に見つめる。相手の視界にしっかり入るようにする。


【話す】穏やかな低めの声で、ゆっくり話し安心感を与える。相手に反応がなくても無言にならず、前向きな言葉で話し掛ける。


【触れる】急に腕などをつかまれると恐怖を感じることがあるため、下から支えるように広い面積でゆっくり触れる。


【立つ】歯磨きやトイレなど可能な限り立つ援助をする。1日20分立つ時間を作ることで、寝たきりを予防し、その人らしさを保つ。