食塩を取り過ぎると血圧が上昇し、高血圧などの生活習慣病につながります。また、各種の調査や研究データから、胃がんのリスクが高まることも指摘されています。
●1日2グラムの減塩を目標に
厚生労働省によると、健康な成人男女の食塩摂取量の目標値は、1日当たり男性が7.5グラム、女性が6.5グラム未満であるのに対し、令和元年の食塩摂取量の平均値は男女共に2グラム以上上回っていました。
まずは1日2グラムの減塩を目標に、できることから始めましょう。
●食べ方や調理に工夫を
日本人は、1日の食塩摂取量の約7割を、しょうゆやみそ、塩などの調味料から取っています。食塩の摂取を控えるため、
▽低塩の調味料を使う
▽しょうゆ、ソースは「かける」より「つける」
▽麺類の汁は残す
▽汁物は具だくさんにして汁の量を減らす
▽だしのうまみを利用する
▽香辛料や香味野菜、果物の酸味を利用して味にめりはりをつける―など工夫しましょう。
また、漬物、ソーセージやベーコン、かまぼこ、ちくわなど加工品は、食塩を多く含みます。容器包装に表示されている「栄養成分表示」で食塩相当量を確認できるので、食品を選ぶときに役立てましょう。
●食育レシピ集を配布しています
区は、明るく元気なサザエさん一家の食卓をイメージした「サザエさん通り食育レシピ集」を年代別に4種類作成しています。塩分控えめでもおいしく食べられるレシピを多数掲載しています。
レシピ集は区役所や保健所で配布するほか、区ホームページ(「サザエさん通り食育レシピ集」で検索)からもダウンロードできます。また、レシピ動画も公開していますので参考にしてください。
【問い合わせ先】
早良区健康課
電話 092-851-6012
FAX 092-822-5733