【博多区】共生社会の実現を目指して 博多で広がる「虹色支援」

 市は、国籍や年齢、性の違い、障がいの有無などに関わらず、誰もが全ての人に思いやりを持ち、多様性を認め合いながら、生き生きと輝くまちを目指しており、LGBTQ※の人への支援の充実に取り組んでいます。
性の多様性を尊重する象徴「レインボーフラッグ」のイラスト
 ※LGBTQとは、性的マイノリティ(好きになる性や自認する性が、典型的でないとされる人)の総称の一つです。同性を好きになる人や戸籍上の性別と自認している性別が違う人などさまざまな人がいます。

ふくおかLGBTQ
フレンドリー企業登録制度
フレンドリー企業登録制度のロゴマーク
 市は、LGBTQの人への支援に取り組む企業を登録し、公表しています。
 登録企業は、LGBTQに関する研修や、不必要な性別記載欄の見直しを行うなど、当事者も働きやすい職場づくりや、当事者に配慮した接遇などの取り組みを進めています。同制度に登録すると、登録証が交付されるほか、専用のロゴマークを企業PRに使用できます。

博多区の登録企業に聞きました
◆株式会社マイソル(コールセンター事業)
取締役COO 阿南由美さんの写真
 「多様性を認め合う職場」をコンセプトに組織づくりをしています。LGBTQの在籍を前提に仕組みや環境をつくり、社員提案も積極的に取り入れています。結果、子育て世代など多くの社員から働きやすいという声が聞かれます。また社外で研修等を実施し、企業からは、当社の具体的な取り組み例が参考になると意見を頂いています。お互いの価値観を認め合う職場環境が広がることを願います。

◆ANAクラウンプラザホテル福岡
マーケティング部長 大江純司さんの写真
 制服のルールの見直しや相談窓口の設置を行い、社員から働きやすくなったという声が届いています。社内研修時は、個人の考え方を尊重しつつ、価値観の押し付けにならないようにLGBTQの啓発に取り組んでいます。
 不必要な性別欄の削除や、ブライダルスタッフに研修を行うなど、変えられる部分から変えていき、さまざまなお客様に対応できるよう準備しています。
 市のLGBTQの人への支援事業や各企業の取り組みについては市ホームページ(「福岡市 性的マイノリティに関すること」で検索)をご覧ください。

二人の関係を尊重する
パートナーシップ宣誓制度
 市ではパートナーシップ宣誓制度を導入しています。宣誓したカップルには宣誓書受領証が交付され、一部の行政サービスなどで、事実上婚姻関係にあると同様にみなされます。法律上の効力はありませんが、二人の関係性を尊重するもので、現在170組以上のカップルが宣誓しています。
宣誓書受領証の写真
 宣誓した、まささん(仮名)は「いざという時に安心だと思い宣誓しました。同性婚が認められていない現状に憂慮していますが、契約時や行政の対応等でパートナーと認められ、安心できます。受領証があることで、二人の結びつきが強まることもあるよと友人にも勧めたいです」と話します。

【問い合わせ】
制度について
人権推進課(電話 092-711-4338 FAX 092-733-5863)

記事について
総務課(電話 092-419-1011 FAX 092-452-6735)










 








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