海の環境について考えよう「全国アマモサミット」を開催

10月20日(金曜日)から22日(日曜日)の3日間、博多港国際ターミナル3階ホール(博多区沖浜町)をメイン会場に「全国アマモサミット」が開催されます。海の自然再生と保全を目指す同サミットが福岡市で行われるのは初めてです。
 アマモは、海水をきれいにする他、二酸化炭素を吸収・固定するなど脱炭素社会の実現にも貢献しています。アマモが群生する場所(アマモ場)は「海のゆりかご」と呼ばれ、生き物の生育場や産卵場になっています。
 サミットでは、市民団体や高校生、行政、研究機関等が、海洋保全に関する活動紹介やパネルディスカッションを行います。

■子どもも大人も楽しめる催しも
 博多湾のアマモ場
マイクロプラスチックを使った万華鏡作りなどのワークショップ(要申し込み)のほか、海の生き物に触れることができる「タッチプール」もあります。21日(土曜日)と22日(日曜日)には、博多湾や玄海灘の魚を使ったすしやカレーなどが楽しめる「フードマーケット」も登場します。
 詳細は、ホームページ(「全国アマモサミット2023」で検索)で確認するか、みなと環境政策課(電話 092-282-7178 FAX 092-282-7771)に問い合わせを。
 ※13面に関連記事。

「博多湾ブルーカーボン・オフセット制度」クレジット購入者募集
 海洋植物の光合成などによって海中に吸収された炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、新たな二酸化炭素の吸収源として注目されています。
 市は、博多湾に生育するアマモ等の藻場が吸収したブルーカーボンを取引可能な形態(クレジット化)で販売し、その収益を、アマモ場づくりなど博多湾の環境保全に活用しています。
 今年度のブルーカーボン・クレジット(42.5トン)を10月20日(金曜日)から12月22日(金曜日)に販売します。詳しくは、市ホームページ(「福岡市 博多湾ブルーカーボン」で検索)で確認を。




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