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東林寺と万葉歌碑

東林寺と万葉歌碑の画像

  臨済宗妙心寺派の寺で、栄西(1141~1215)が二度目の渡宋(1187年)から帰国したあと建立しました。
背後に丘陵がある立地が宋の東林寺に似ていることから、「唐泊山東林寺」と名付けています。唐泊は、奈良時代に遣唐使船が鴻臚館を出港して最初に立ち寄る港で、ここで風待ちをし、朝鮮半島へ向かったといわれています。そのため、ここに渡航者の宿が置かれたことから韓亭(からとまり)と呼ばれました。
  境内には万葉歌碑があります。「からとまり 能許の浦波 たたぬ日は あれども家に 恋ひぬ日はなし」(ここ韓亭の能許の浦に、浪のたたない日はあるけれども、わが家を恋しく思わない日はない)。この歌は、天平8(736)年に新羅へ派遣された使節の一行が、旅情を詠んだものです。そのほか、栄西が修行に使用したといわれる「坐禅石」や「栄西禅師像」、仙涯和尚が書いたといわれる「初禅天」の額があります。


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