博多の春告げ魚「シロウオ」は、室見川の河口付近に毎年2月~4月初めにかけて博多湾から産卵のためにのぼってきており、
それを「梁(やな)と呼ばれる柵で囲い込んで捕るシロウオ漁が”早春の風物詩”となっています。
しかし、近年では河川の改修整備や水質環境の変化またシロウオの産卵場となる川底の石が砂に埋没し、捕獲量は年々減少しています。そこでこのプロジェクトでは、毎年2月に室見川において、九州産業大学の教職員や学生、漁業関係者、地域、行政と協力して、川(自然)の大切さや環境再生の重要性を考えるきっかけとなる活動として「シロウオの産卵環境の改善活動」に取り組んでいます。
室見川河口付近
2011年11月