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飯盛(いいもり)文殊堂

写真:飯盛文殊堂


 飯盛神社の南方、神宮寺真教院の跡地にあります。神宮寺とは、神社に付属した寺院のことで、真教院は鎌倉時代には、この地方の真言律宗の中心として栄え、1353年戦乱で文殊堂のみを残して焼失しました。
 堂内には、仏師堪幸作の文殊菩薩騎獅像(市指定文化財)が安置されています。獅子の上には、菩薩が右手に剣を持ち、左手には経巻か蓮茎を支える手つきで座り、伏目がちに獅子の行方を厳しく見つめています。像の胎内には1333年に仏師の堪幸が造り始めたことや、その後漆塗りされたことなどが記されています。文殊菩薩は知恵を表す仏であることから、堂の横に湧き出る「知恵の水」をくみに来る人が多いです。


所在地


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