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更新日:2025年4月21日

ノロウイルスによる食中毒に注意!!

Q1 「ノロウイルス」ってどんなもの?

 感染性胃腸炎の原因となるウイルスの1つで、特に冬季に多発します。
 食中毒の原因として知られていますが、感染者の吐物やふん便には大量のノロウイルスが含まれており、吐物やふん便を介して感染が広がる可能性があります。

 

Q2 感染経路は?

 

 このウイルスはほとんどが経口感染で、次のような感染経路が考えられています。

  1. 汚染されていた貝類を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  2. 食品取扱者が感染し、その者を介して汚染された食品を食べた場合
  3. 患者のふん便や吐物から二次感染した場合

 

 また、家庭や共同生活施設などヒト同士が接触する機会が多い所では、ヒトからヒトへ直接感染するケースもあるといわれています。

 

 

Q3 症状はどんなもの?

 

 感染から24~48時間で発症します。症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱する場合もあります。軽い場合は風邪のような症状のこともあります。
 通常は2、3日で回復しますが、症状がなくなっても1週間程度、長いときには1ヶ月程度はウイルスがふん便中に排出されます。

 

Q4 治療法はあるの?

 

 現在はこのウイルスに効く薬はありません。
 嘔吐や下痢がひどい場合は脱水症状を起こし治療が必要になる場合もあります。
 早めに医療機関を受診し医師に相談しましょう。

 

Q5 予防法を教えて

 

  • (1)手洗い、うがいの励行
  • (2)食品の十分な加熱
     食品の中心部まで十分加熱(85~90度で90秒間以上)しましょう。
  • (3)調理器具等の消毒
     次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒しましょう。
     ノロウイルスには逆性石けんやアルコールはほとんど効果がありません。
  • (4)おう吐物、排泄物の衛生的な処理
     患者の吐物、便は新たな感染源となります。
     吐物やふん便(おむつ)を処理する際には、使い捨て手袋やマスクを使用しましょう。

 

ノロウイルス感染予防動画、リーフレットについて

 

 ノロウイルス感染予防に関する動画、リーフレットを作成していますのでご利用下さい。

 

 ノロウイルスによる感染症・食中毒予防(YouTubeに移動)

 吐物処理の方法(YouTubeに移動)
 「こうやって防ごう!ノロウイルス」(PDF:8,666KB) 

 

 

 

<問い合わせ先>

 

  【福岡市保健所】食品衛生に関する相談窓口をご確認ください。