レジオネラ症は、レジオネラ属菌による感染症です。重症化すると肺炎を引き起こすことがあります。
このページでは、レジオネラ属菌の特徴、感染経路、家庭や施設での予防方法について説明しています。
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レジオネラ症とは、レジオネラ属菌という細菌に感染することによって発症する感染症で、風邪や肺炎に似た症状がでます。 |
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入浴設備だけではなく、冷却塔や中央式給湯設備などの維持管理方法についても解説していますのでご参照ください。
レジオネラ症防止対策 ~感染源となりやすい設備の維持管理~(福岡市作成動画)
レジオネラ属菌は、土の中やたまり水など自然界のどこにでもいるありふれた菌です。
しかし、菌にとって快適な環境が整うと爆発的に増え、人に感染して健康被害を引き起こす原因となります。
人への感染は、レジオネラ属菌が繁殖している水が小さな水滴(エアロゾルやミスト)や飛沫となり、それを吸い込むことで起こると考えられています。
レジオネラ属菌の感染源としては、以下のような施設・設備があります。
レジオネラ症の発症を防ぐためには、これらの設備に対して適切な維持管理を行うことが必要です。
| 建物などの種類 | 設備や機器など |
|---|---|
| ビル 大型建築物 |
・冷却塔(クーリングタワー) ・加湿器(空調設備と一体化したものも含む) ・中央式給湯設備 |
| 宿泊施設(旅館、ホテルなど) 入浴施設(スーパー銭湯、健康ランドなど) |
・循環式風呂 ・給湯設備 ・加湿器(空調設備と一体化したものも含む) |
| 老人ホーム、介護施設など (社会福祉施設) |
・循環式共同風呂 ・循環式機械浴槽 ・加湿器 |
| 一般家庭 | ・循環式風呂(24時間風呂) ・家庭用加湿器 |
| その他 | ・人工の滝や噴水 ・未消毒の井戸水 ・腐葉土 |
加湿器のタンク内の水にレジオネラ属菌が繁殖すると、霧状の水と一緒にレジオネラ属菌まで室内にまき散らしてしまいます。
超音波式以外のタイプの加湿器も、管理が不十分であるとカビや雑菌が繁殖するおそれがあります。
取扱説明書にしたがって、適切に管理しましょう。
「24時間風呂」と呼ばれるろ過装置がついた循環式の風呂は、適切な管理が行われなければレジオネラ属菌の温床となってしまうおそれがあります。
風呂の湯の見た目がきれいでも、こまめに水を入れ替えましょう。
メーカーの取扱説明書にしたがって、浴槽の清掃やろ過装置・フィルター・配管の洗浄を行い、いつも清潔に保つようにしましょう。
※施設が、旅館業法、公衆浴場法の適用を受ける場合は、それぞれの法令等の規定に従って、維持管理を行わなければなりません。
※ (参考)「レジオネラ対策のページ」(厚生労働省ホームページ)
ビルの屋上などに設置されている冷却塔からは、冷却用水の散水や風によって大量の細かい水滴が飛散しています。冷却水中のレジオネラ属菌が増えると、この水滴とともに大量のレジオネラ属菌も飛散することになるため、次の点に注意し、レジオネラ属菌の繁殖を防ぎましょう。
冷房使用期間の前後には冷却塔の洗浄を行いましょう。
・冷却塔内部の洗浄
・冷却水の交換(洗浄時に配管内部の冷却水を全て抜き、洗浄後、新しい水を入れる)
・薬剤による殺菌処理(洗浄後、新しい冷却水全体を殺菌)
冷却塔の使用期間中は定期的な点検と清掃を行いましょう。
・藻類の発生が多い場合は速やかに清掃しましょう。
・必要に応じて薬剤を投入し、殺菌・洗浄しましょう。
※清掃を行うときは、細かい水滴を吸い込まないようにマスクなどの保護具を使用しましょう。
使用期間中は定期的に清掃を行いましょう。
使用期間終了後は、水を抜き、洗浄後乾燥させましょう。
定期的に配管や貯湯槽の清掃・消毒を行いましょう。
湯の温度を、給湯の蛇口で55度以上、貯湯タンクで60度以上に保つ。
(レジオネラ属菌は高温に弱いため)
※湯の温度を高くする場合は利用者がやけどを負わないよう、注意する旨を掲示しましょう。
※施設が建築物衛生法の適用を受ける特定建築物の場合は、建築物衛生法等の規定に従って、維持管理を行わなければなりません。