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更新日:2025年4月24日

百日咳について

百日咳とは、特に子どもに多く見られる感染症で、咳が長引くことが特徴です。

百日咳菌によって引き起こされる細菌感染症であり、感染力が非常に強く、主に飛沫感染によって広がります。

特に乳幼児や妊婦は重症化しやすいため、咳が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

主な症状

  • カタル期(約2週間持続):通常7~10日間程度の潜伏期を経て、普通のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
  • 痙咳期(けいがいき)(約2~3週間持続):次第に特徴ある咳になります。(短い咳が連続的に起こり、続いて、息を吸う時に笛の音のようなヒューという音が出る。)
  • 回復期:激しい発作は次第に減衰し、2~3週間で認められなくなります。成人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳を示すことはなく、やがて回復に向かいます。全経過で約2~3カ月で回復します。 

感染経路

鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。

治療方法

生後6カ月以上は、抗菌薬による治療が検討されます。また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法が行われることがあります。

予防と対策

  • ワクチン接種:定期接種を受けることが推奨されています。特に乳幼児期に接種することで、重症化を防ぐことができます。
  • 感染者との接触を避ける:百日咳の流行時には、感染者との接触を避けることが重要です。また、手洗いやマスク着用などの基本的な感染対策も徹底しましょう。

関連リンク

厚生労働省ホームページ
国立健康危機管理研究機構(JIHS)ホームページ

感染症に関するご相談・お問い合わせ先

部署:保健医療局 保健所 感染症対策部 感染症対策課

住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号
電話番号:092-791-7081
FAX番号:092-406-5075

E-mail:kansensho.PHB@city.fukuoka.lg.jp

情報掲載課

部署:保健医療局 保健所 健康危機管理部 健康危機管理課
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号
電話番号:092-401-1769
FAX番号:092-406-5075
E-mail:kenkoukikikanri.PHB@city.fukuoka.lg.jp