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更新日:2025年6月27日

ヘルパンギーナについて

ヘルパンギーナとは、発熱とともに、のどに痛みと水疱が現れる「夏かぜ」の一種で、乳幼児を中心に主に夏に流行します。

感染経路は、主に経口感染、接触感染、飛沫感染です。
発症した乳幼児のおむつ交換を行う時は、排せつ物を適切に処理し、流水と石けんでしっかりと手洗いをしてください。

主な症状

  • 感染してから2~4日後に、突然の発熱に続いて、のどに痛みと水疱(すいほう)が現れます。
  • 発熱は1~3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。
  • 一般的に経過は良好で、2~3日以内に回復します。しかし、合併症として、熱性けいれん、脱水症、小児ではまれに髄膜炎や心筋炎などを起こすことがあり、注意が必要です。

感染経路

  • 経口感染(糞口感染:便と一緒に排せつされたウイルスが口に入って感染すること)、接触感染、飛沫感染とされています。
  • 急性期:のどからウイルスが排せつされるため、飛沫により感染します。
  • 急性期から回復期(発症後2~4週間程度):便からウイルスが排せつされるため、便が付いたおむつや下着などに触れた後は、しっかりと手洗いしてください。

治療方法

  • 特別な治療方法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
  • まれに髄膜炎や心筋炎などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行いましょう。
  • 高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速い、水分が取れない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、医療機関へ相談してください。

予防と対策

  • ワクチンや薬はありません。日頃から「手洗い・うがい」といった基本的な感染対策を生活習慣にすることが大切です。
  • 発症後2~4週間頃まで便からウイルスが排せつされるため、発症した乳幼児のおむつ交換を行う時は、排せつ物を適切に処理し、流水と石けんでしっかりと手洗いをしてください。

関連リンク

厚生労働省ホームページ
国立健康危機管理研究機構(JIHS)ホームページ

感染症に関するご相談・お問い合わせ先

部署:保健医療局 保健所 感染症対策部 感染症対策課

住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号
電話番号:092-791-7081
FAX番号:092-406-5075

E-mail:kansensho.PHB@city.fukuoka.lg.jp

情報掲載課

部署:保健医療局 保健所 健康危機管理部 健康危機管理課
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号
電話番号:092-401-1769
FAX番号:092-406-5075
E-mail:kenkoukikikanri.PHB@city.fukuoka.lg.jp