伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)とは、両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる小児に中心にみられる感染症です。
感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。
特に妊娠中の方は胎児にも感染するおそれがあることから、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
熱や倦怠感が出現した後に発しんが出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。
基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。
・厚生労働省ホームページ
・国立健康危機管理研究機構(JIHS)ホームページ
部署:保健医療局 保健所 感染症対策部 感染症対策課
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号
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FAX番号:092-406-5075
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