現在位置: 福岡市ホーム の中の城南区 の中のくらしの情報 の中の人権・男女共同参画 の中の令和6年度 城南区人権啓発連絡会議通信
更新日:2024年8月20日

令和6年度 城南区人権啓発連絡会議通信



【活動報告 1】令和6年度 城南区人権啓発連絡会議 委員研修会

委員研修会の様子 委員研修会の様子2
  • 日時:令和6年6月26日 水曜日 14時40分~15時40分
  • 場所:城南区役所 大会議室
  • 対象:城南区人権啓発連絡会議委員
  • 方法:対面講義形式
  • テーマ:「発達障がい児・者への理解と支援」
  • 講師:中村学園大学教育学部児童幼児教育学科 教授 笠原 嘉治さん

 講演要旨 

「発達障がい児・者への理解と支援」 (272kbyte)pdf


 参加者の声(一部抜粋)

  • ・一つ一つ知って理解する事が出来た内容だと思いました。きめ細かに対応する事の重要性が大切だと思いました。
  • ・生涯勉強していく事が大切だと痛感します。
  • ・障がいを知れば知るほど理解も深まりますが、接し方や関わり方をもっと勉強しないといけないと感じました。
  • ・感覚過敏には、様々なケースがあることを知りました。
  • ・一人でも多くの人が“知る”事が大切だと思いました。光や風が刺激になる等想像した事もありませんでした。
  •  ありがとうございました。
  • ・勉強になりました。ありがとうございました。支援する温かいまなざしが大事だと思いました。



【活動報告 2】令和6年度 城南区人権を考えるつどい

 7月の「福岡県同和問題啓発強調月間」に合わせて、人権を尊重し多様性を認め合うまちづくりを目指して毎年「城南区人権を考えるつどい」を開催しています。
 今年度は、人権課題への興味・関心の裾野を広げていくために、子どもから大人まで参加しやすいテーマで「人権落語」を開催しました。


  • 日時:令和6年7月26日 金曜日 14時00分~15時30分
  • 場所:城南市民センター3階第1・2会議室
  • 参加者:96名
  • テーマ「落語の“人を喜ばせる笑い”とは」
  • 講師:落語教育家・一般社団法人Lauqhter代表 楽亭 じゅげむ(らくてい じゅげむ) さん
  • 主催:城南区人権啓発連絡会議、福岡市立城南市民センター
  • 共催:福岡市城南区役所
  
                          講演会・ワークショップ        

 実施報告

 今年度は、城南市民センターホールの改修工事により会場の規模を縮小したため、参加者を100名に限定して開催し、小学生の参加をはじめ、幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。
・講師には、落語を教えるのではなく、落語で参加者自身の個性を引き出す教育者として活動されている落語教育家の「楽亭じゅげむ」さんをお迎えしました。
・おっちょこちょいや間が抜けているのに憎めないキャラクターが登場する「味噌豆(みそまめ)」、「粗忽長屋(そこつながや)」の落語や小噺(こばなし)を教材に、人権について伝える時間として来場者参加型のワークショップの手法で“人を喜ばせる笑い” をテンポよくユーモアたっぷりにお話しいただきました。
・ワークショップでは、参加者自身が落語や小噺のキャラクターになって、失敗や人を否定したくなる時に自分がどうするかという視点で考え、周りの人と考えを共有しながら、互いに「ええやん」と笑顔で違いを認め合えるコミュニケーション体験をしていただきました。講師と参加者のかけ合いや参加者同士の対話など、会場全体が笑いに包まれました。
・講演の中で講師から、『落語には、失敗を笑いにするオチがある。人を否定したくなる時、人とぶつかる時に違う言葉の言い回しをすることができる。こうした人を否定しない方法は、落語のキャラクターから感じることができる。』と失敗を笑いに換える心の余裕、ワンクッションおくコミュニケーションが落語にはあり、落語の笑いは、人権に関わるものであると語られました。
 また、『人を否定することは簡単であり、集団の中で違う行動する人を否定することは、その人を傷つけ、いじめや自殺にもつながる。』と人を傷つける笑いが相手にどう届くか考えることが重要であること。そして、『人の容姿や行動に対してすぐに否定するのではなく、どう言い換えるのか。だれもが、いい思いをする笑いがある。これが落語のエッセンスである。』と落語や小噺を通して“人を喜ばせる笑い”の「落語思考」をお話しされました。
 最後に、『失敗をしたとき、自分を責めたり他人を否定したりするのではなく、否定しないでその場にあるものを活かし、視点を換え笑いに換えて受け入れる「落語思考」を日常生活にも活かしてほしい。』と語られ講演会は大盛況で終了しました。



 参加者の声(一部抜粋)

  • ・落語を聞くつもりで参加したが、とても新たな視点で勉強になりました。日頃から落語思考を使っていきたいです。
  • ・落語の世界から人権を考えること。難しく考えることなく楽しい研修会でした。人を否定しないで笑顔で受け入れたい。
  • ・落語思考について話をきかせていただき、心理学に出てくるリフレーミングの考え方を重ねてきかせていただきました。感情をむき出しでなく、受け止める世界観にかえていく落語の力。勉強になりました。
  • ・落語思考を楽しく学べた。小中学生にもぜひ参加してもらいたい。
  • ・人の欠点は見つけやすいが人を傷つけることになる。人の違いを認めることが大切であること。「ええやん」と認める落語は素敵なことと思いました。
  • ・自分が固定観念に縛られていることがよく分かった。なかなか否定せず笑いに換える発想はできないが、少しずつ生活の中に取り入れていきたい。
  • ・参加型で全員が参加できるのがよかった。講師からの一方通行ではなく参加者とやり取りしながらの集いは新鮮でよかった。


   

番外編】

 様々な人権課題についての資料を掲載しております。下記よりダウンロード可能です。研修会などでご活用ください。