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更新日:2025年3月4日

新型コロナウイルス感染症の後遺症について

 

後遺症とは

 新型コロナウイルス感染症にかかった後、ほとんどの方は時間の経過とともに症状が改善しますが、一部の方で長引く症状があることが分かってきました。
 新型コロナウイルス感染症に感染した人に見られる、2か月以上症状が持続し、他の疾患による症状として説明がつかない罹患症状が、いわゆる「後遺症」と言われています。
 後遺症の主な症状は、倦怠感、呼吸困難、筋力低下、集中力低下、脱毛、睡眠障害、味覚障害、咳などがあります。
 後遺症の症状の多くは時間の経過とともに改善しますが、中には、倦怠感や咳などの症状が1年以上続く場合があります(下表参照)。


代表的な後遺症の症状についてグラフであらわした図。詳細は次に記載。
 
代表的な後遺症の症状についての一覧表
  3か月後 6か月後 12か月後
倦怠感 21 16 13
呼吸困難 14 10 9
筋力低下 17 8 8
集中力低下 11 11 8
脱毛 11 9 5
睡眠障害 10 10 7
味覚障害 10 8 5
9 6 5

 

 出典:第86回(令和4年6月1日)新型コロナウイルス感染症アドバイザリーボード資料  

 

後遺症かもと思ったら

 まずはかかりつけ医へご相談ください。
 
かかりつけ医を持たない、かかりつけ医での対応が難しいといった場合は、以下の<後遺症の診察が可能な医療機関>をご参照ください。


<後遺症の診察が可能な医療機関>
 後遺症の治療は、公費負担の対象外であり、一般の診療と同様の診察費等の自己負担が発生します。
 後遺症について、現時点では確立された治療法がないため、医療機関を受診する場合は、症状に応じた対症療法が基本となります。