785年の歴史を持つ「博多祇園山笠」は、博多の総鎮守・櫛田神社に山笠を奉納し無病息災を願う神事です。博多祇園山笠は、世代を超えて受け継がれる伝統が評価され、平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
動 舁き山笠
舁(か)き山笠(やま)行事は、区域ごとに分けられた七つの流(ながれ)(中洲流・西流・千代流・恵比須流・土居流・大黒流・東流)で行われます。
7月9日(木曜日)、全ての流の男たちが箱崎浜まで駆けて行き、お汐井(しおい)(真砂(まさご))を持ち帰ります。持ち帰った砂は災いから身を守るお守りとして、外出時や祭りの前に少量を指でつまんで体に振り掛け身を清めます。
10日(金曜日)から、勇壮な「舁き山笠」が動き出します。12日(日曜日)に「追い山笠馴(な)らし」、13日(月曜日)に「集団山笠見せ」などが行われ、最終日の「追い山笠」まで、法被に締め込み姿の男たちが街を行き交い、博多は活気にあふれます(行事日程参照)。
15日(水曜日)早朝4時59分、太鼓の合図で、今年の一番山笠・中洲流が駆け出します。櫛田神社の境内に先頭で入り、一番山笠だけに許された「博多祝い唄(祝いめでた)」を披露します。櫛田入りを終えると、重さ1トンの「舁き山笠」が勢いよく博多の街へ飛び出します。

一番山笠に続き、六つの流と「走る飾り山笠」(上川端通)が5分おきにスタート。「オイッサ」の掛け声が街中に響きわたります。
静 飾り山笠
7月1日(水曜日)、櫛田神社の神官が市内13カ所の飾り山笠を回り、山笠に魂を入れる「御神入れ」を行った後、一般公開されます。高さ10数メートルの絢爛(けんらん)豪華な山笠は、博多人形師が趣向を凝らし丹精込めて制作したものです。

飾り山笠は、櫛田神社に向いた面を「表」とし、主に武将など勇ましく伝統的な題材で造られ、「見送り」と呼ばれる後ろ側には童話やアニメなど親しみやすい題材が多く登場し、子どもから大人まで楽しめます。
今年は、表に関ケ原の合戦や三国志などを、見送りに人気アニメ「ワンピース」や「アンパンマン」などを題材とした飾り山笠を見ることができます。
詳細はホームページ(「博多祇園山笠2026」で検索)をご覧ください。15日未明には解体されます。
一番山笠・中洲流 総務 立岩正則さん(75)の話

7年に1度の一番山笠で、気合十分です。中洲流の舁き山笠のテーマは、出る人も見る人もみんな笑顔になってほしいと「笑門福ノ神」に決めました。人形師の溝口堂央さんが、全ての人の幸せを願い、思いを込めて制作した山笠です。われわれの表情や勢いはもちろん、ぜひ人形にも注目してください。
スタートの太鼓が鳴る瞬間は、毎回息をのむほど緊張します。この日のために皆で準備してきました。安全を祈りながら、きれいな山笠を奉納します。

行事日程
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7月1日(水曜日) |
飾り山笠一斉公開(1日朝から15日未明、市内13カ所)
当番町お汐井取り(夕方、箱崎浜) |
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9日(木曜日) |
全流お汐井取り(夕方、箱崎浜) |
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10日(金曜日) |
流舁き(午後4時から6時、各流) |
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11日(土曜日) |
朝山笠(午前5時から6時、各流)・他流舁き(午後3時から5時30分、4流) |
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12日(日曜日) |
追い山笠馴らし(午後3時59分、櫛田神社から奈良屋町 4km) |
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13日(月曜日) |
集団山笠見せ(午後3時30分、呉服町交差点から市役所 2.1km) |
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14日(火曜日) |
流舁き(午後4時から5時、5流) |
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15日(水曜日) |
追い山笠(午前4時59分、櫛田神社から須崎町 5km) |
※時間は、舁き出しの時刻(各流によって異なる)。
追い山笠見物スポット
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呉服町駅周辺 |
大博通りと明治通りが交わる呉服町交差点付近は、道幅が広く見通しが良い。駅に近く便利。 |
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明治通りと
旧東町筋の交差点 |
寺社が並ぶ風情豊かな旧東町筋と明治通りが交わる交差点付近。下り坂でスピードが上がる。 |
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明治通りと
旧西町筋の交差点 |
旧西町筋と明治通りが交わる交差点付近。道幅が狭く場所によっては勢い水(きおいみず)をかぶることも。 |
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大博通り沿い |
歩道が広いので、初めての人や子ども連れでも安全に見物できる。大勢での見物にもお薦め。 |
【お願い】安全に観覧できるよう、歩道上での座り込み、混雑する場所での傘の使用はお控えください。私有地や車道には立ち入らないなど、観覧マナーを守りましょう。特に15日の追い山笠は、スタート地点の櫛田神社周辺が混雑します。お薦めの観覧場所等を、市観光情報サイト「よかなび」に掲載しています。
問い合わせ先
博多祇園山笠振興会
電話 092-291-2951
FAX 092-733-5901