【発行号】令和7年3月15日号【掲載面】西区版【カテゴリー】お知らせ

【西区】高品質の博多和牛を食卓へ

ふくおかさん家のうまかもんのロゴマーク

市は、市内で生産された農林水産物とその加工品等を「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」と名付けてPRしています。今回はその1つ、博多和牛を紹介します。博多和牛は誕生から今年で20年目を迎える、福岡県が誇るブランド牛で、肉質等級3等級以上の黒毛和牛です。県内の博多和牛生産者登録農家が、県産稲わらを主食とした良質な飼料で、20カ月間丁寧に育てています。今宿に牧場を開いて50年以上となる堀田さんを取材しました。

堀田和秀さん(左)と三男の武志さんの写真
◆今宿の山中にある牧場
今宿駅から車で10分ほど走った山の中に牧場があります。そこでは120頭余りの牛が飼育され、どの牛も黒々として毛並みのつやが良いのが特徴です。整えられた牛舎内は牧草の良い香りが漂います。

牛の写真

堀田さんは牛の飼育から小売りまで一貫して行うことにこだわり、直営販売をすることで消費者に博多和牛の魅力を伝えています。

 

堀田さんは、「性格も成長の度合いも異なる牛たちがきちんと食べているか、など日々気にかけています。特に今年の夏は暑かったため、牛舎の屋根にスプリンクラーで水をまき、牛たちが涼しく過ごせるよう工夫しました。」とにこやかに話してくれました。堀田さんを見ると集まってくる牛たちの様子から、牛たちが愛情深く大切に育てられていることが分かります。

 

牛たちが1日に食べる牧草はなんと600キログラム。牧草ロール4個分を毎日調達しているそうです。

牧草ロール(1個150キログラムあります)の写真

◆学校給食にも

堀田さんは子どもたちへの「食育」の活動も行っています。7月には学校給食で「博多和牛の焼き肉」が登場し、堤丘小学校(城南区)で出前授業を行いました。野菜でも魚でも肉でも、『食べ物に感謝していただく』ことや生産者の思いを伝えました。みなさんもぜひ味わってみてください。

7月17日の堤丘小の給食の写真
【問い合わせ】

西区企画振興課 

電話 092-895-7007 

FAX 092-885-0467