【発行号】令和7年3月15日号【掲載面】西区版【カテゴリー】お知らせ

【城南区】地域×大学の力で広がる学びとふれあい
大学生と一緒に学ぶ食と健康

区は、福岡大学、中村学園大学の二つの大学と連携し、大学が持つ専門的な知見などを生かした魅力あるまちづくりに取り組んでいます。公民館で中村学園大学の学生が活動した講座を紹介します。

 

■わくわく子ども クッキング
7月12日に田島公民館で、中村学園大学食物研究部の学生が講師を務める料理教室「わくわく子どもクッキング」が開かれ、地域の小学生25人が参加し、夏休みの昼食の献立として「冷やし中華」と「白玉フルーツポンチ」を作りました。


学生らは、白玉にジャムを混ぜて色を付けるなど、子どもたちが楽しく調理できるように工夫したり、包丁の使い方を丁寧に教えたりしました。初めて包丁を使う子どもも「すごいね」「上手」と声を掛けられながら、一生懸命頑張っていました。

包丁の使い方を丁寧に教える学生の写真
参加した学生は「子どもたちと一緒に料理ができて楽しかった。今後も、食を通じて地域の子どもたちの学びを支援していきたいです」と話しました。

 

■フレイル予防 90日チャレンジ
4月から7月にかけて、金山公民館と中村学園大学による「フレイル予防90日チャレンジ」が行われ、地域の高齢者11人が取り組みました。


初回の講座では、参加者の身体機能や口腔機能などを学生が測定しました。その後は週に一回、大学の講師による、自宅でできる簡単な運動や低栄養を防ぐ食事の取り方などについての講義が行われ、学生が参加者のサポートをしました。最終日の測定会では、初回の測定値からどのように変化しているかを確認しました。

学生と一緒に90日の成果を測定する写真
参加者は「大学がこのような講座を開催してくれてありがたいです。舌の力や筋力がついてきて、食事を飲み込んだり階段を登ったりするのも楽になりました。今後も続けて、元気な毎日を過ごしていきたいです」と話しました。

 

【問い合わせ】

城南区企画振興課
電話 092-833-4053
FAX 092-844-1204