福岡市から北西に約40キロ。遠く離れた玄界灘の真ん中にも「福岡市西区」があるのを知っていますか。今回は小呂島について紹介します。
■小呂島ってこんな島
小呂島へは姪浜渡船場から市営渡船(1日1から2便出航)で片道約65分で渡ることができます。
島の形が特徴的なひょうたんの形をしていて、約150人が生活しています。島民のほとんどが漁業を営み、「魚がおいしいまち福岡」を支えています。島の漁師たちは、個人漁に加え、「まき網漁」と呼ばれる船団を組んで行う漁や県内唯一の「底定置網漁」に携わっています。
ブリ、アジ、サバ、ヒラメ、カレイなど、1年中生きのいい魚を水揚げしていて、特にブリは市内一の漁獲量を誇っています。また、島で取れた天然ブリを使った「小呂島漁師のしまごはん」などの特産品もあります。
■島の伝統行事
島には、令和2年に「市無形民俗文化財」に指定された小呂島の祇園山笠行事があり、博多祇園山笠の追い山笠(やま)と同日の毎年7月15日に開催されています。
飾り山と舁(か)き山の2種類の山笠が作られ、早朝と夕方に山笠を担いで島内を走り回り、小呂島独特の節回しで「祝いめでた」が唄われています。
■初の食堂オープン
今年の夏、島に初めての食堂「よんじょい」がオープンします。「よんじょい」とは島の祇園山笠の掛け声です。
この食堂は、小呂島の旋網(まきあみ)組合を始めとする島民が協力し、専門業者によらず島民たちの手で建築しています。
食堂では、島のとれたての魚を使ったメニューや「ぶりかつバーガー」などを食べることができます。
ぜひ、島を訪れて、島の魅力を感じてください。
食堂のオープン情報は島公式インスタグラムから。
【問い合わせ】
西区地域支援課
電話 092-895-7036
FAX 092-882-2137
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