エコとはエコロジーの略で、「環境に優しい」「環境保護」といった意味で使われています。ごみ減量やリサイクル、電気・ガス使用量の削減などもエコへの第一歩です。一人一人の行動が、環境に優しい「エコライフ」につながります。
福岡市の家庭ごみの量は、人口が増え続ける中でも着実に減少しています。20年前の平成16(2004)年度に32.3万トンだった家庭ごみが、令和5(2023)年度には27.5万トンに減りました。これは、ペーパーレス化など社会の変化に加え、食品ロス削減やマイバッグの利用など、市民の皆さんのごみ減量への取り組みが進んだことが大きな要因です。
市の人口は今後も増加が見込まれています。ごみを増やさないためには、一人一人が引き続き減量に取り組んでいくことが大切です。
■身近なごみを減らすことでもっと「エコ」に
そのまま捨てれば「ごみ」になってしまう物も、資源物として回収すればリサイクルされ、新しい製品に生まれ変わります。
《雑がみ》
雑誌や菓子箱などの「雑がみ」は、段ボールや新聞紙と同様にリサイクル可能な紙資源です。
パンフレットや雑誌などの大きな雑がみはひもで十字に縛り、菓子箱や包装紙、はがきなどの小さな雑がみは紙袋に入れて、地域の集団回収や校区の紙リサイクルステーション等に持ち込みましょう。
《使用済み食用油》
市は、家庭から出る使用済みの食用油を回収し、バイオディーゼル燃料にリサイクルしています。製造されたバイオディーゼル燃料は、福岡空港で日本航空の作業車両「トーイングトラクター」や「航空機牽引(けんいん)車」の燃料として使用されています。
家庭で使用した食用油をペットボトルに入れ、こぼれないようにしっかりふたをしてお持ち込みください。イオンモール香椎浜店、ゆめタウン博多、イオンショッパーズ福岡店、ダイキョーバリュー野多目店、フードウェイ小戸店など市内12カ所のスーパーマーケット等小売店で受け付けています。
その他の店舗や回収拠点、食用油の出し方など詳細は市ホームページ(「福岡市 廃食用油」で検索)でご確認ください。
《電池類》
使い終わった電池類(アルカリ・マンガン乾電池、コイン・ボタン電池)はリサイクルできます。お近くの家電量販店等にお持ち込みください。
※安全のため、両極(または端子部分)にテープを貼り、絶縁して出してください。
市内9カ所にある資源物回収ボックスでは、雑がみや使用済み食用油、電池類をはじめ、さまざまな資源物の回収を行っています=下記参照。
ごみの分別方法や出し方など詳しくは、市ホームページ(「福岡市 ごみと資源」で検索)でご確認ください。
■問い合わせ先/ごみ減量推進課 電話 092-711-4039 FAX 092-711-4823
これもエコ ごみ出しに使えるレジ袋「ふくレジ」
プラスチックごみの一つであるレジ袋は、推計で年間約2,600トンが市内の家庭から廃棄されています。
市は、廃棄されるレジ袋の削減のため、市内1,000カ所以上のコンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストアなどで、ごみ出しに使えるレジ袋「ふくレジ」を販売しています。マイバッグを忘れた時などにご購入ください。
15リットルは1枚15円、10リットルは1枚10円
小型充電式電池は燃えないごみでは出せません
スマートフォンや携帯型ゲーム機、加熱式たばこなどの電子機器のバッテリーに使用される小型充電式電池(リチウムイオン電池など)は、燃えないごみに出さないでください。ごみ処理施設やごみ収集車の火災につながり、大変危険です。
これらの電池は貴重な資源として再利用できます。お近くの家電量販店や市の資源物回収ボックスにお持ち込みください。
資源物は市内9カ所の資源物回収ボックスへ
毎日午前9時から午後5時に資源物を回収しています。
●回収場所=各区役所(東、城南、早良、西)、入部・西部出張所、博多・南市民センター、中央体育館
●回収資源物=古紙(新聞・段ボール・雑がみ)、紙パック(アルミ付き可)、空き缶(飲料用のアルミ缶・スチール缶)、蛍光管、水銀体温計、食用油、生ごみ堆肥化物、空き瓶(飲料・調味料・化粧品などの瓶)、ペットボトル、白色トレイ、プチプチ(マルアール)(気泡緩衝材)、プラスチック製品、電池類、小型充電式電池など。※博多・南市民センター、中央体育館、城南区役所では古着・古布も回収
\先着6,000世帯(募集期間は12月31日まで)/
チャレンジ!脱炭素社会 「ECO(エコ)チャレンジ」参加世帯募集中
無理なく、楽しみながらCO2削減に取り組んでみませんか。今年4月から来年1月末までの取り組み(エコアクション)を報告すると、「はやかけん」などの交通系ICカードのポイントがもらえます(最大5,000円相当)。
エコチャレンジの流れ
【まずは参加申し込み】
専用ウェブサイト(「エコチャレ」で検索)から申し込みを。またはリーフレット内の申込書に必要事項を記入して郵送してください。
参加申し込みからエコアクション報告まで、簡単・便利なウェブサイトがお薦め!
リーフレットは情報プラザ(市役所1階)他で配布
↓
【エコアクションに取り組もう】
下記の<1>から<20>の中から、自分に合ったエコアクションを選んで取り組みましょう(来年1月31日まで)。 ※今年4月1日以降に取り組んだものは、参加申し込み前でも対象になります。
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【エコアクションを報告しよう】
専用ウェブサイトまたは郵送で、領収証や写真などを添えてエコアクションを報告してください(来年1月31日まで随時受け付け)。 ※初回報告時までに、関連アプリへの登録等の要件あり。
↓
【交通系ICカードのポイントがもらえる】
報告時期に応じて、9月、12月、来年3月に交通系ICカードにポイントが付与されます(年間上限5,000ポイント/世帯)。
自分に合ったエコアクションを選ぼう
取り組みの内容に応じて、1回につき10ポイントから2,000ポイントがもらえます。
●購入・消費
<1>エシカル消費関連の認証ラベルが付いた商品の購入
<2>市内産・県内産の農水産物の購入
<3>リペア(修繕)や、フリマアプリなどを利用して衣服を長く使う
<4>再生可能エネルギー由来の電気に切り替え
<5>住宅窓を複層ガラスに改修
<6>省エネ家電(冷蔵庫・テレビ・エアコン)の購入
<7>LED照明等の購入
<8>マイボトルの購入
<9>エネファームの購入
<10>エコキュートの購入
<11>宅配ボックス・置き配バッグの設置
●受講・参加
<12>緑のカーテンの設置
<13>環境イベントへの参加
<14>出前講座への参加
●利用
<15>カーシェア(電気自動車)、シェアサイクリング、シェアEVスクーターの利用
<16>駅設置の宅配ボックスやコンビニ受け取りを利用
●削減
<17>食べ残しや捨ててしまった食材を記録して食品ロスを削減
<18>フードドライブへの参加
<19>電気使用量の削減
<20>ガス使用量の削減
※<9>は西部ガス、<10>は九州電力の協賛により、年間上限の5,000ポイントとは別に、それぞれ5,000ポイントが付与されます(いずれも先着100世帯)。
今日から実践! エコアクションの事例を紹介します
環境に配慮した「エシカル消費」
エシカル消費とは、環境などに配慮した製品やサービスを選んで消費することです。例えば、パッケージが自然由来の物や、リサイクル資源から作られた商品を選ぶことで、CO2削減につながります。
エシカル消費に関する認証ラベル・マークの付いた商品を3個(ラベル・マークは2種以上)選んで購入すると、1回につき100ポイントがもらえます(上限10回)。
マイボトルを始めよう
熱中症対策に、水分補給は欠かせません。マイボトルを持ち歩いて、小まめに水分を取りましょう。2,000円以上のマイボトルの購入で300ポイントがもらえます(1回限り)。
市は、市民の皆さんが外出先でも給水できるよう、福岡のおいしい水道水を冷やした「マイボトル用給水スポット」を、区役所などの公共施設に設置しています。
また、持参したマイボトルへ水やコーヒー等を提供する市内約90の店舗を「マイボトル協力店」として登録しています。市ホームページ(「福岡市 マイボトルを始めよう」で検索)で確認を。
出前講座に参加してみよう
市は、「今、私たちの未来のためにできること~脱炭素社会の実現に向けて~」「育てよう!緑のカーテン」「正しく分ければ『ごみ』じゃない~3Rを考えよう~」など、環境に関するさまざまな講座を実施しています。
講座に参加すると100ポイントがもらえます(1世帯1回限り)。
エコチャレンジについて詳しくは、リーフレットまたは専用ウェブサイトでご確認ください。
■問い合わせ・申込先/ECOチャレンジ事務局(エイチ・アイ・エス九州事業部内)
電話 050-1754-8223(平日午前10時から午後5時)
メール ecochallenge-2025@his-world.com
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