【博多区】いざという時のために
高めよう地域の防災力

災害時に命を守り、被害の拡大を防ぐためには、住民同士の助け合いが欠かせません。

区内では22の校区・地区で自主防災組織が結成され、災害に備えて、避難訓練や食料・必需品の備蓄管理などを行っています。

大浜地区の自主防災会長 片岡良二さんに話を聞きました

●地道な自主防災会の活動
福岡県西方沖地震の翌年に会長に就任し、今年で19年目になります。
自主防災会の主な活動は、防災訓練です。
楽しく参加できるように、どんな企画にするか毎年頭を悩ませています。クイズ大会を行った年もあります。昨年は気象予報士の手嶋準一さんが講演を行いました。
また、安全に避難できるルートなどをまとめた防災マップを作成し、公園やコンビニエンスストアなど5カ所に設置しています。

●防災訓練で生まれる地域のつながり
自主防災会の役員だけでできる取り組みは限られています。地域全体で防災意識を高めることが大切です。
防災訓練は、地域のさまざまな団体の協力で成り立っています。心臓マッサージの訓練は、地元の専門学校生が毎年指導に来てくれます。炊き出し訓練は、前日から社会福祉協議会や民生委員児童委員協議会、男女共同参画協議会など大勢の人が参加して、準備しています。

こうした活動を粘り強く続けていくことで、地域の中でコミュニケーションが生まれ、防災・減災につながっていくのではないかと感じています。
災害時には、日頃からの地域のつながりが大切になります。
まずは、できることから地域活動を始めてみませんか。
市は、各地域の自治会・町内会、自治協議会の活動などを紹介する地域コミュニティサイト(「ふくコミ」で検索)を開設しています。お住まいの場所の自治会・町内会等を検索できるほか、加入希望者には、地域への取り次ぎも行います。

【問い合わせ先】
▽区の防災について　博多区総務課　電話 092-419-1044　FAX 092-452-6735
▽自治会・町内会について　博多区地域支援課　電話 092-419-1048　FAX 092-434-0053