【発行号】令和7年5月1日号【掲載面】博多区版【カテゴリー】お知らせ

【博多区】知っていますか?地域と福祉の「つなぎ役」
民生委員・児童委員

 「民生委員・児童委員」は、厚生労働省の委嘱を受けたボランティアです。誰もが安心して住み慣れた地域で暮らせるよう、さまざまな支援を行っています。
 地域を支える民生委員・児童委員の活動の中から、東光校区の活動を紹介します。

 子どもと児童委員のイラスト
 ●東光校区見守り隊
 東光校区民生委員児童委員協議会の主な活動の一つに、地域の見守り、声掛けがあります。日頃から地域の人たちに声を掛けながら見守ることで、お互いの信頼関係を築いています。
 自治協議会や社会福祉協議会などと協力し、毎週月曜日に登校時の小学生の見守りを行うほか、地域に不慣れな新一年生を毎日下校時に見送る活動を行っています。東光小学校の平川校長は「地域の皆さま、民生委員・児童委員の皆さまに見守っていただくことで、安心して登下校ができています」と話します。委員の皆さんも「小学生から声を掛けてくれたり、あいさつしてくれたりするとうれしい」「小学生の成長を日々感じられて、元気をもらえる」と笑顔を見せました。

 地域に不慣れな新一年生を毎日下校時に見送る活動の写真
 ●地域と福祉をつなぐ
 民生委員・児童委員のもう一つ大切な活動が、地域住民への家庭訪問です。高齢者の家を訪問して、会話の中で健康状態や困っていることがないかを確認します。必要に応じて福祉サービスを案内し、行政機関や福祉関係団体などへつなぎます。また、申し込みのあった生後4カ月から1歳未満の赤ちゃんのいる家庭へも訪問し、地域の子育て支援情報を提供します。
 訪問を受けた地域住民からは「困ったことや不安なことを身近に相談できる相手がいて安心する」という声が聞かれます。
 東光校区民生委員児童委員協議会の平野会長は、「地域の見守りや声掛け、家庭訪問などの活動を続けることが、地域の皆さんの安心につながると思います。訪問するうちにだんだん顔を覚えてもらえて、普段道で会うと笑顔で声を掛けてくれるのがうれしいです。地域が身近に感じられるようになり、地域のことがますます好きになりました。これからも委員同士助け合いながら、地域のために楽しく活動していきたいです」と笑顔で話しました。

 東光校区民生委員児童委員協議会の皆さんの写真
 ●気軽に相談を
 民生委員・児童委員には守秘義務があり、相談内容や個人情報が他の人に伝わることはありません。困っていることや心配事があれば、気軽に安心してご相談ください。
 詳しくは、下記へお問い合わせください。


 【問い合わせ先】
 博多区地域保健福祉課
 電話 092-419-1098
 FAX 092-402-1169