【発行号】令和7年5月1日号【掲載面】市政特集面【カテゴリー】お知らせ

第64回 福岡市民の祭り 5月3日・4日開催博多どんたく港まつり「生まれ変わるまち 笑顔の花咲く」

福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」が、今年も5月3日(土曜日・祝)、4日(日曜日・祝)に開催されます。例年約200万人の見物客が国内外から集い、街中が祭り一色に染まります。
今年のサブタイトルは、「生まれ変わるまち 笑顔の花咲く」です。天神ビックバンや博多コネクティッドで新しいビルが建設され、生まれ変わる福岡・博多のまちに、人々が集まり、たくさんの笑顔の花が咲き誇ってほしいという思いが込められています。

 

●前夜祭
祭り前日の2日(金曜日)午後5時から、市役所西側ふれあい広場の「お祭り本舞台」で開催を祝う前夜祭が行われます。
博多松囃子(まつばやし)の兒舞(ちごまい)や、昨年の「どんたく隊賞人気コンクール」で入賞したどんたく隊の演舞が披露されるほか、スペシャルゲストとして歌手の相川七瀬さんがステージを盛り上げます。相川七瀬さんは4日のお祭り 本舞台のステージにも登場

 

●パレード
明治通りのどんたくパレード
メイン行事の「どんたくパレード」は、3日午後1時から7時、4日午後2時から7時に行われます。
明治通り(呉服町~天神)約1.3キロメートルの区間を、2日間で約200団体、約1万8千人が、思い思いの衣装や演出で練り歩きます。さらに、タイやマレーシアなどアジアを中心に、海外から延べ11団体、約1200人を超える皆さんが参加。マーチング隊や花自動車などもパレード会場を彩ります。
また、今年も水上公園に観光桟敷席が設置されます。料金など詳しくは、福岡観光コンベンションビューロー(電話 092-733-5050 FAX 092-733-5055)へ。

 

●演舞台
市内各地で盛り上がる演舞台(写真は中央 区演舞台 in 大名ガーデンシティ)
博多駅前広場や市役所西側ふれあい広場をはじめ、今年から新たに設置される「ららぽーと福岡」(博多区那珂六丁目)など、市内30カ所の演舞台で、踊りや芸能が披露されます。各演舞台の場所や出演団体など詳しくは、公式ホームページ「モバイルどんたく」でご確認ください。

 

●はかた駅前「どんたく」ストリート
博多駅とキャナルシティ博多を結ぶ「はかた駅前通り」が、3日午前10時から11時30分、4日午前10時から午後1時に、約150メートルの「大路上ステージ」になり、伝統芸能やブラスバンド、ダンスなど、バラエティー豊かな演目が披露されます。
はかた駅前「どんたく」ストリート

 

●総踊り
4日午後5時50分ごろから、お祭り本舞台やパレード会場内の3拠点(呉服町、中洲川端、広場本部)で、祭りを締めくくる「総踊り」が行われます。誰でも自由に参加できます。祭りのフィナーレをみんなで一緒に盛り上げましょう。
■問い合わせ先/福岡市民の祭り振興会事務局 電話 092-441-1118 FAX 092-441-1149

 

モバイルどんたく
 公式ホームページ「モバイルどんたく(通称:モバどん)」で、前夜祭や、祭り当日のパレード、演舞台のプログラムが確認できます。
 演舞台の場所や花自動車の運行ルートなどが分かるイベントマップや、参加団体の紹介と、本番に向けた練習状況なども掲載。どんたくパレードもライブ配信され、祭りの熱気をオンラインでも楽しめます。
どんたくマップ

 

博多松囃子 ~846年の伝統~
博多松囃子(まつばやし)は、国重要無形民俗文化財に指定された、846年の歴史を誇る民俗行事です。

 

●三福神と兒
福神流(ふくじんながれ)・恵比須流(えびすながれ)・大黒流(だいこくながれ)の三福神と兒流(ちごながれ)が、5月3日と4日の両日、寺社や商店、企業など市内各所を祝って回ります。3日には、どんたくパレードの先頭も務めます。
三福神はそれぞれ御神馬に乗り、子どもたちが太鼓をたたいて言立(いいた)てを唱え、大人たちが「傘鉾(かさほこ)」を立ててこれに続きます。この傘鉾をくぐった子どもは丈夫に育つといわれています。
三福神(左から福神、男恵比須、女恵比須、大黒)
兒(ちご)たちは、天冠をかぶり、舞衣(まいぎぬ)と緋袴(ひばかま)を身に着けた舞姫姿で、男児の奏でる囃子や大人たちのうたう地謡に合わせて兒舞を披露します。
華やかな衣装をまとった、兒たちの舞
本来、松囃子は小正月(旧正月15日)を祝う民俗行事でした。最盛期は室町時代で、さまざまな書物に当時の様子が記されています。博多松囃子の各流の行列や言立てなどには、中世の良き趣が今もなお残されています。

 

●三福神「いまどこ+(プラス)」
位置情報サービス「いまどこ+」を使って、5月3日、4日の両日、博多松囃子三福神の現在地をリアルタイムで確認できます。

■問い合わせ先/福岡市民の祭り振興会事務局 電話 092-441-1118 FAX 092-441-1149

 

おかげさまで30周年「博多町家」ふるさと館観光交流スペースがオープン
「博多町家」ふるさと館は、櫛田神社の表参道にあり、明治・大正を中心とした古き良き時代の博多の暮らしと文化を広く紹介しています。
 同館の開館30周年を記念して物産棟がリニューアルされ、4月26日(土曜日)に観光交流スペース「hakatakara」としてオープンします。店舗名には、博多の豊かな文化を未来へつなげていく、という思いが込められています。
 国内外からの観光客に向け、観光コンシェルジュが常駐する「ツーリストインフォメーション」や、書道などの日本文化が体験できる「交流スペース」が設置されます。また、博多の伝統工芸品・銘菓などの物販コーナーや、日本茶を中心としたドリンクメニュー等が楽しめるカフェコーナーも併設されます。
 オープン企画として、博多仁和加(にわか)の半面をモチーフにした、ユーモアあふれるデザインの菓子や文具などを集め、訪れる人に博多の魅力を発信します。

 

●博多松囃子展を開催中
 5月11日(日曜日)まで「博多松囃子(まつばやし)展」を開催し、古式傘鉾などを展示しています。 ※展示スペースは200円の入場料が必要(中学生以下は無料)。

「博多町家」ふるさと館
明治中期の町家を移築・ 復元(市の指定文化財)

場所】 博多区冷泉町 
電話 092-281-7761
FAX 092-281-7762 
【開館時間】 午前10時から午後6時(入館は30分前まで) 
【料金】 入場無料 
【休館日】 第4月曜日(祝休日の場合は翌平日)