【西区】~伝統的な登り窯で制作~ 「見湖窯(けんこがま)」を訪ねてみませんか

 糸島半島には、さまざまな窯元が点在しています。その一つ、見湖窯(宮浦1841-6)は、50年以上の歴史があります。
 北崎出身の黨(とう)房子さんが、昭和47(1972)年に開窯しました。当初は見湖山徳門寺の境内に窯を構えていましたが、平成17(2005)年の西方沖地震で寺が修繕されるに当たり、現在の場所に工房と窯を移転しました。
 黨さんから窯を引き継いだ二代目の平田俊宜さん(72歳)が、伝統的な登り窯で作陶に励んでいます。先代がこだわった薪で焚くスタイルを継承し、主に唐津で採取された土を使って唐津焼を焼いています。
窯元の平田さんの写真
◆ギャラリーや陶芸教室も
 敷地内には、ギャラリーや陶芸教室も併設され、区外から陶芸を学びに来る人もいます。
ギャラリーの写真(ギャラリーにはたくさんの作品が展示されている)
 また、先代から約40年にわたり、地域の保育園の園児らの卒園作品に協力するほか、校区の老人クラブ「北洋大学」で陶芸を教えています。陶芸を教わった卒園児が、大人になって訪ねてくることもあります。
 平田さんは「陶芸には、土をさわる楽しさがあり、焼き上がりの変化なども楽しめます。唐津焼は、使い込むうちに手に馴染んでいき、愛着が感じられます。登り窯やギャラリーの見学、陶芸体験もできますので、気軽にお越しください」と話します。
窯の写真(薪を使う窯は市内でもかなり珍しい)
※教室と体験の申し込みは、見湖窯(電話 090-7448-2037)へ。
 記事に関する問い合わせは、西区企画振興課(電話 092-895-7007 FAX 092-885-0467)へ。

【アクセス】
JR九大学研都市駅より昭和バス西の浦線乗車。畑中バス停下車徒歩10分
見湖窯(けんこがま)地図









 








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