【城南区】電話でお金は全て詐欺 ニセ電話詐欺被害に遭わないために

 区内でニセ電話詐欺被害が増加しています。手口を知り、悪質な犯罪から身を守りましょう。
 ニセ電話詐欺とは、高齢者等に電話をかけるなどして、巧みな話術で信頼させ、現金等をだまし取る犯罪のことです。区内では、令和6年1月の1カ月間だけで7件の被害が発生し、被害額は約9360万円にも上りました。

◆主な手口を知る
令和5年に福岡県内で発生した被害の主な手口は、
▽未払いの料金があるなど、うその話をして金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」
▽親族などに成り済ましてお金をだまし取る「オレオレ詐欺」
▽区役所職員などをかたり、税金の還付等に必要な手続きと思わせて、ATMを操作させ、送金させる「還付金詐欺」
▽警察官や銀行職員を装い、キャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード詐欺盗」―です。
 被害者の多くは「自分は被害に遭わないと思っていた」「電話の相手の声が親族にそっくりだった」と話しています。自分は大丈夫と思わず、危機感を持つことが大切です。
 また、犯人は「期限が迫っている」などの言葉を使い、判断を急がせます。その場で支払いに応じず、家族や警察などに相談しましょう。

◆新たな手口に注意を
 昨年から、株や外国通貨等に関するうその情報で、利益が得られると信じ込ませ、金銭をだまし取る「金融商品詐欺」が増加しています。
 被害者の多くは、SNSやインターネット上の広告から誘導されたサイトに個人情報を入力していて、その情報を基に、SNSや電話で投資話を持ち掛けられています。「絶対もうかる」「あなただけ」という話は信じないようにしましょう。

【問い合わせ先】
城南警察署生活安全課
電話・FAX 092-801-0110

被害を防ぐ三つのポイント
1. 電話で「キャッシュカード」「介護保険料」「解決金」「補償金」などのお金の話が出たら詐欺を疑う
2. 一人で判断せず、家族や警察、区役所などに相談する
3. すぐに電話に出ない
・留守番電話に設定して、相手を確認してから電話に出る
・自動録音や通話相手への警告音の発信機能などが付いた迷惑電話防止機能付き電話機を設置する










 










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