国の重要無形民俗文化財 博多松囃子

博多松囃子(まつばやし)は、845年の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財です。
 毎年5月3日と4日に、博多独自の自治組織・流(ながれ)が運営する三福神(福神・恵比須・大黒)と稚児が、市内の寺社や商店、企業などを祝って回り、市民や訪れた観光客を楽しませます。3日(金曜日・祝日)に行われる博多どんたく港まつりでパレードの先頭を飾ります。
 三福神が使用する傘鉾(かさぼこ)には「流傘鉾」と「古式傘鉾」があります。このうち古式傘鉾は、江戸時代の書物『筑前名所図会』に描かれた「松囃子三福神」を基に作られ、垂れ布(絹羽二重(はぶたえ))に絵や書を描く現在の形になりました。毎年、三福神を運営する流が1基ずつ制作しています。子どもを傘鉾にくぐらせると、丈夫に育つといわれています。
 博多どんたくのパレード
■問い合わせ先
市民の祭り振興会 
電話 092-441-1118 
FAX 092-441-1149

■古式傘鉾の御神入れ
 櫛田神社
 4月29日(月曜日・祝日)正午から、櫛田神社(博多区上川端町)本殿で古式傘鉾の御神入れが行われます。櫛田神社宮司や博多人形師によって華やかに描かれた傘鉾は、午後1時まで本殿前で披露されます。



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