今年も残りわずかとなりました。慌ただしい年末は、交通事故が増加する傾向にあります。年末の交通安全について、博多警察署交通第一課の矢加部(やかべ)課長に話を聞きました。
●交通事故の傾向
昨年と比べ死亡事故が増え、中でも博多区は10月末時点で県内最多となっています。
被害者の約6割が高齢者で、夕方から夜間の歩行中に事故が多く発生しています。
●交通事故から身を守るには
暗くなってから外を歩くときは、反射材など発光するものを身に着けましょう。
事故は道路横断中に多く起きています。急いでいても左右の安全をよく確認し、横断歩道を利用しましょう。
●交通事故を起こさないために
車を運転する人はスピードの出し過ぎに注意を。信号のない横断歩道を渡ろうとする人がいたら一時停止しましょう。夕暮れ時からライトを点け、夜間はハイビームを活用し、いち早く危険を察知しましょう。
◆正しい知識で ストップ飲酒運転◆
アルコールが体内で処理されるのに、どれくらい時間がかかるかご存じですか。一般的にビール1杯(500ミリリットル)で男性は約4時間、女性は約5時間かかるといわれています。
飲酒直後はもちろん、一晩たっていてもアルコールが体に残っている状態での運転は、飲酒運転です。免許の取り消しや停止など厳しい処分が科されます。
年末は忘年会など飲酒の機会が多くなります。翌日車を運転する予定があれば、何時までに切り上げないといけないかを事前に必ず確認しましょう。また、自分だけでなく、家族や知人にも注意し、声を掛け合いましょう。
正しい知識で、飲酒運転を防ぎましょう。
【問い合わせ】
博多警察署
電話 092-412-0110