【西区】かなたけの里公園のブドウ作り

 大字金武にある「かなたけの里公園」は、田畑や果樹園などでの農業体験や、自然の魅力を楽しく学べるイベントを季節に応じて開催しています。金武地区の特産品である「ブドウ」を通して地域の活性化を目指す、かなたけの里公園の取り組みをご紹介します。
ブドウイラスト
 ■農の恵みを地元の特産品で学ぶ
 敷地内には、約1,000平方メートルの広さのブドウ棚があり、巨峰や、ワイン用のメルロー、シャルドネなど、数品種のブドウが栽培されています。ブドウがどのように育つのかを多くの人に知ってもらおうと、かなたけの里公園で「ブドウ作り体験」が実施されています。
 年度当初に参加者を募り、ブドウ農家のスタッフの指導の下、5月から10月にかけて、「房摘み」「袋掛け」など手入れを行う作業や、収穫が体験できます。収穫後は持ち帰って、自ら育てた新鮮なブドウを味わうことができます。
「房摘み」「袋掛け」体験写真(収穫が一番の楽しみ)
 ■収穫したブドウをワインに
 ワイン用のブドウは、収穫後に山口県にある山口ワイナリーへ持ち込まれ、「100%かなたけの里公園産ブドウ」のワインとして醸造されます。1本のワインを作るには、ブドウ約1キログラム(2から3房)が必要です。今年は赤ワイン用に320キログラム、白ワイン用に260キログラムのブドウが収穫されました。
収穫したばかりのブドウの写真
 ワイン作りは2012年の開園当初に始まり、例年、ボージョレ・ヌーボーの解禁日に合わせた11月中旬ごろに「かなたけの里わいん」として地元の酒店で販売されます。今年は、園内施設の「CO_YARD KANATAKE(こやーど かなたけ)」でも購入できます。
フレッシュな味わいが特徴の「かなたけの里わいん」赤・白(720ml)写真 ともに1980円(予定)「牛尾酒店」で販売
 副所長の荒巻祥大さんは、「地元では、楽しみに待ってくれているファンも多く、毎年すぐ売り切れる人気のワインです。ブドウ作り体験を通して、農業の楽しさと、地域で生産されている特産物を多くの人に知ってもらい、地域全体の活性化にもつなげていきたいです」と話します。
 ブドウ作りなど農業体験の詳細はホームページ(「かなたけの里公園」で検索)で確認を。
かなたけの里公園地図
【問い合わせ】
かなたけの里公園 
電話 092-811-5118
FAX 092-400-0147










 










  • この記事をシェアする

  • LINEシェアのリンクアイコン
  • はてなブックマークのリンクアイコン