【城南区】油山市民の森を散策して秋を見つけよう

 油山市民の森は、自然を守りながら安全に散策できるよう整備された施設です。秋の油山の魅力について、油山市民の森の自然観察センターの土屋志乃さんに話を聞きました。

―晩秋の油山の見どころは
 木々の葉が落ち始め、枝に止まっている鳥を見つけやすくなるので、バードウォッチングがお勧めです。キノコなど秋ならではの植物もたくさん見ることができます。

―どんな鳥が見られますか
 この時期はさまざまな渡り鳥が油山に飛来して冬を越します。
 ルリビタキの雄は体全体が美しい青色で、雌は尾が淡い青色をしています。
 アトリは雑食性で、モミジの種を好んで食べるので、もみじ谷の近くで群れが見られます。胸元がモミジのような色をしています。
ルリビタキ、アトリ写真
 トラツグミの体は黄色と黒のまだら模様です。虫を捕まえる時に地面を踏んでお尻を振る様子は「トラダンス」と呼ばれています。
トラツグミ写真
―どんな植物が見られますか
 ツチグリは雨上がりなど湿度の高い日に外皮が星型に開くキノコです。丸い袋を押すと胞子を吹き出します。
ツチグリ写真
 ねじれた白い花びらが珍しいキッコウハグマや黄色い花をたくさんつけるアキノキリンソウなどの花も点在しています。ゆっくり散策しながら探してみてください。
 野鳥や植物の最新情報は自然観察センターにお尋ねください。双眼鏡の貸し出しや散策コースの紹介も行っています。生き物の持ち帰りや植物の採取はご遠慮ください。

【問い合わせ】 
自然観察センター 
電話 080-1789-9269 
FAX 092-980-5384










 








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