【博多区】時代とともに、新たなにぎわい
川端通商店街の現在

 博多座とキャナルシティ博多を結ぶ川端通商店街は、上川端商店街と川端中央商店街の二つの商店街で構成されています。長い歴史を持ち、これまで時代の移り変わりに応じて、新しい挑戦を続けてきました。地下鉄七隈線の延伸や訪日外国人観光客の復活で賑わう両商店街の取り組みを紹介します。

■夜も川端を楽しもう第8回川端夜祭
 10月7日に開催された「川端夜祭(かわばたよまつり)」では、400メートル続くアーケードに飲食スペースや出店が並べられ、いつもと違う商店街を多くの人が楽しみました。
川端夜祭写真
 出店者は商店街以外からも募集され、金魚すくいから洋菓子、アクセサリーまで幅広いラインアップが揃いました。地元の専門学校生も準備から携わり、当日はステージでの熱気あふれるパフォーマンスや玉入れなど運動会をテーマにした楽しい企画で会場を盛り上げました。
川端夜祭を盛り上げた専門学校生写真
 以前から出店しているという女性は、「和気あいあいとした雰囲気が気に入っています。観光客にも博多の魅力をアピールする良い機会だと思います」と話しました。

■元祖・年末バーゲンせいもん払い
 せいもん払いは毎年11月15日から20日まで開催される、年に一度の大売り出しです。
 まだバーゲンなどなかった明治時代に下川端町の商人だった八尋利兵衛(やひろりへえ)が始め、今年で145年目を迎えます。
 期間中に商店街で買い物をすると、その場で賞品が当たるえびすくじがもらえます。(各店先着順)

■―伝統と革新―協力する二つの商店街
 商店街の周辺は櫛田神社をはじめ、博多の風情が感じられる場所が多く、川端通商店街では、博多松囃子や博多祇園山笠などの伝統文化を受け継いできました。
飾り山笠写真(川端ぜんざい広場では一年中見学できます)
 上川端商店街は土居流(どいながれ)、川端中央商店街は大黒流(だいこくながれ)と山笠では異なる流に属しますが、近年はインバウンド対策などで協力し、現在は川端夜祭やせいもん払いなどの催しやプレミアム付商品券の販売なども共同で行われています。
外国人向けに多言語の案内を設置している写真
 上川端商店街振興組合の正木理事長は「年間を通してイベントを行い、地域全体を盛り上げていきたいですね」と意気込みを語りました。
上川端商店街振興組合 正木理事長写真
 川端中央商店街振興組合の竹ヶ原理事長は「せいもん払いでは商店街らしい雰囲気が味わえます。その後もクリスマスセールがあるのでお楽しみに」と呼びかけました。
川端中央商店街振興組合 竹ヶ原理事長写真
【問い合わせ】 
▽川端中央商店街振興組合 
電話 092-281-0222

▽上川端商店街振興組合 
電話 092-281-6223










 








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