子どもを社会全体で育むために、地域の中で子育て中の家族を支えていかなければなりません。
福岡市子ども家庭支援センター「SOS子どもの村」(赤坂一丁目)では、臨床心理士・公認心理師が平日午後5時から午後8時(水曜定休)、土日祝日は午前10時から午後5時に育児や子ども、家庭に関する相談に応じています。
福岡市子ども家庭支援センターで統括相談支援員を務める橋本愛美さんにセンターの活動について聞きました。
子育てに関する悩みを自分だけで抱え込まずに、まずはご連絡ください。必要に応じて、支援のためのプランを立てたり、関係機関と連携して支援を行います。来所での相談が難しい場合には、私たちが家庭や学校に訪問して相談を受けることも可能です。
■里親ショートステイも実施
地域の子どもと家族を支えるため「里親ショートステイ」も推進しています。育児に疲れたり、入院などで子どもの世話をすることができなくなったりした時に、子どもを一時的に預かり、子育ての負担を軽減するものです。
里親に関心のある人を対象にした質問・相談会「里親って?カフェ」を毎月さまざまな場所で開催しています。
【問い合わせ】
市子ども家庭支援センター
電話 092-737-8656
FAX 092-737-8665(利用時間は上記対応時間と同じ)
■子どもに関する相談窓口
子育てなどに関する相談は次の窓口でも受け付けています。専門の相談員が対応します。
▽中央区子育て支援課
電話 092-718-1106
FAX 092-771-4955
(午前9時から午後5時 ※土曜・日曜・祝休日と年末年始を除く)
▽市こども総合相談センター(えがお館)
電話 092-833-3000
(24時間受け付け ※年末年始を除く)
▽全国共通児童相談所虐待対応ダイヤル
電話 189(24時間受け付け)
SOS子どもの村 活動説明会
~知ることからはじめてみませんか~
「SOS子どもの村JAPAN」は、市子ども家庭支援センターでの相談業務の他、児童虐待防止のために自分にできることを探すきっかけにしてもらおうと、定期的に活動説明会を実施しています。
10月10日に市ボランティアセンター「あすみん」(今泉一丁目)で開催された説明会には約20人が参加し、子どもや家族を取り巻く社会の状況と、それを踏まえた取り組みを学びました。
講師を務めた事務局次長の藤本正明さんは、「身近な課題を社会の問題として捉え、伝え続けることで、一人でも多くの人に関わってもらい一緒に課題を解決していきたいです」と真剣に話してくれました。