【中央区】誰もが住みやすい地域を目指して
外国人と地域住民の交流

 区内にある西日本短期大学には、多くの留学生が通っています。当仁校区では、これまで地域の人たちと留学生が遊びや食文化を体験するイベントを通して、互いの文化への理解を深めてきました。

■当仁校区夏祭り
 毎年8月に開催される当仁校区夏祭りには、2019年から西日本短期大学の留学生が所属する「国際親善サークル」が参加し、出店および舞台に出演しています。
 国際親善サークルは、学内で日本人の生徒と留学生の交流を活発にするためにイベントなどを企画しています。現在8人が所属し、メンバーはベトナムをはじめ、ネパール、中国、インドネシアなどさまざまな国籍の留学生です。
 国際親善サークルの夏祭りへの参加は大学職員の「留学生と地域住民を交流させたい」という強い思いがきっかけで、地域の協力もあり実現しました。
販売を担当するメンバーの写真
 校区で行われた会議に出席するなど、7月から準備に取りかかりました。今年はベトナム風サンドイッチやタンドリーチキン、揚げバナナなどを販売し、調理も自分たちで担当しました。
インドネシア揚げバナナを作る写真
 サークルの部長を務めるグエン ヴァン シエンさんは「本場の味を再現しながら、日本人の好みに合うような味付けを考えるのに苦労しました」と話します。
 たくさんの人がお店を訪れ、購入の傍ら留学生との交流を楽しんでいました。
 また、舞台では、ネパール民族衣装の「シェルパドレス」などを着て伝統的な舞踊を披露しました。舞台に出演したメンバーからは、「多くの人にネパールについて知ってもらえる良いきっかけになったと思う」といった声が聞かれました。
ネパール民族衣装を着たメンバーの写真
 西日本短期大学の助教でサークルの顧問を務めるブイ テイ トウ サンゴさんは「このような活動を通して地域の人たちと積極的に交流する姿を見て、留学生たちの成長を感じました。協力していただいた皆さんにとても感謝しています。これからもさまざまなイベントなどをきっかけに、留学生と地域住民との交流をさらに深めていきたいと思っています」と笑顔で語ってくれました。

【問い合わせ】 
中央区地域支援課
電話 092-718-1062
FAX 092-714-2141










 








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