【城南区】地域での支え合いを目指して
人と人をつなぐ居場所づくり

 子どもが健やかに育つ環境づくりのため、子どもたちに食事の提供や居場所づくりを行う子ども食堂の取り組みが広がっています。今年4月から区内で新たに活動を始め、地域の交流の場にもなっている子ども食堂を紹介します。
じじばばと子どものイラスト
 「長尾じじばば子ども食堂」は、毎月第3土曜日の正午から午後3時にレンタルスペース「ルリアン」(長尾4丁目)で活動しています。高校生以下は無料で、大人にも300円で食事を提供しています。
一緒に食事を楽しむ地域の人たちの写真
 代表の明石知津子さんは、長年地域で営んできた写真館で、一人で食事を取る高齢者の話を聞いたり、スーパーでお弁当を一人で買う子どもの姿を見たりして、孤食をなくしたい、世代を超えて交流する場をつくりたいと活動を始めました。食事の準備や運営は友人たちがボランティアとして手伝っています。
代表の明石知津子さん写真
 5月20日は子どもたちのほか、親子連れや高齢者など約50人が利用し、カレーを食べました。食後はボランティアと楽しそうに話したり、遊んだりする子どもたちの姿が見られました。
 利用者からは「みんなで一緒に食べておいしかった。気軽に立ち寄れるのでまた利用したい」などの声が聞かれました。
 明石さんは、「利用者同士が顔見知りになり、会話が弾んでいる様子を見るとほのぼのした気持ちになります。みなさんの心がほっと安らぐ場所になるよう、活動を続けていきたいです」と話しました。
 子ども食堂の利用、立ち上げなど活動に関心がある人は、市社会福祉協議会ホームページ(「福岡市社協 子ども食堂」で検索)で確認するか、お問い合わせください。

【問い合わせ】
区社会福祉協議会
電話 092-832-6427
FAX 092-832-6428

子ども食堂を支援しませんか「企業×子ども ふくふくお届け便」
 市内の子ども食堂に食材・物品などの寄付を希望する企業や団体を募集しています。

<受け付けできる物>
●以下の条件を満たす米や缶詰、菓子、調味料などの食品
・常温保存で、受け渡し日から2カ月以上の賞味期限が記載されているもの
・未開封で包装が破れていないもの

●文房具や食器用洗剤、使い捨て食品容器などの日用品
 寄付を希望する際は事前に上記の問い合わせ先へ相談してください。子ども食堂へ受け取り希望の確認を行い、奇数月に1回、市民福祉プラザ(中央区荒戸3丁目)で受け渡しを行います。

 詳しくは、市社会福祉協議会ホームページ(「福岡市社協 ふくふくお届け便」で検索)で確認するか、問い合わせ先へ。










 










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