人権スケッチ 第50回世界水泳をきっかけに

外国人と交流したいのに、なかなかうまく接することができないと感じることはありませんか。彼らもまた、同じ気持ちなのかもしれません。
 市内で暮らす外国人は約4万2千人(5月末時点)で、市民の40人に1人に当たります。令和3年度の「福岡市外国籍市民アンケート報告書」によると、その約8割が、日本人と「交流したい」「できれば交流したい」と回答しました。多くの外国人が、地域社会の一員として「あいさつなど声を掛けてほしい」「自分たちの文化や習慣を理解してほしい」と望んでいます。
 一方、言語や習慣、文化の違いや、互いの理解不足のために、騒音やごみの捨て方、駐輪問題などで地域住民とトラブルになることもあります。トラブルを未然に防ぐためには、地域の外国人と交流し、互いを理解することが大切です。
 7月14日(金)から17日間、世界水泳が本市で開催され、約200カ国・地域から約2400人が参加します。国内外から多くの来場者が見込まれ、関連イベントも行われます。
 気軽に国際交流ができるチャンスです。多様な文化や生活習慣を尊重し合い、誰もが住みよい社会づくりについて考えるきっかけにしてみませんか。
 
■問い合わせ先/市人権啓発センター 

電話 092-717-1237 

FAX 092-724-5162



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