筑後川改修100年物語本格改修から100周年 筑後川の未来について考えよう

福岡都市圏で使う水道水の約3分の1は筑後川の水で賄われています。筑後川は、流域内外の地域経済や人々の生活を支える貴重な水資源です。
 筑後川は、古くから治水工事が行われてきましたが、大正10(1921)年に起こった大洪水をきっかけに、大正12(1923)年から本格的な改修が始まりました。今年で改修開始から100周年を迎えます。
 
●100年の歩み
 坂口捷水路の写真
本格的な改修では、蛇行した川を真っすぐにして水の流れを良くする捷水路(しょうすいろ)の開削や、堤防のかさ上げ、筑後川に流れ込む中小河川の整備など、さまざまな工事が行われました。
 昭和28(1953)年6月には、未曽有の大洪水が発生し、流域内に甚大な被害をもたらします。これを受けてダム建設や分水路整備など、さらなる治水対策が進められた結果、安全性が高まり、川沿いの都市化・宅地化につながりました。
 しかし、気候変動の影響により、想定を超える豪雨が近年頻発しており、今後も洪水・渇水の危険性が懸念されています。
 自然豊かなふるさとの風景を守り、筑後川がこれからも安全・安心であり続けるため、この機会に、筑後川の未来について考えてみませんか。
 7月19日(水曜日)から11月24日(金曜日)に、筑後川流域に点在する川の駅を巡る「筑後川・川の駅スタンプラリー」を開催します。また、10月22日(日曜日)には久留米シティプラザ(久留米市六ツ門町)で、筑後川の未来を話し合うシンポジウムも実施します。
 詳細が決まり次第、筑後川本格改修100周年ホームページ(「筑後川本格改修100周年」で検索)でご案内します。
 記事に関する問い合わせは、水資源対策担当(電話 092-711-4972 FAX 092-711-4975)へ。

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