5月3日・4日第62回 福岡市民の祭り博多どんたく 港まつり

5月3日(水曜日・祝日)、4日(木曜日・祝日)に、「博多どんたく港まつり」が開催されます。ゴールデンウイーク期間中、日本一の人出でにぎわう祭りが福岡のまちに戻ってきました。今年は、延べ760余りの団体が参加して祭りを盛り上げます。
 博多どんたく港まつりは、老若男女の「どんたく隊」が、思い思いの衣装を着て、踊りや演奏等のパフォーマンスを市内各所で繰り広げる祭りです。

■「どんたく広場」で趣向を凝らしたパレード
 
【日時】 3日午後1時から午後7時、4日午後2時から午後7時
 パレードの様子
呉服町から天神の明治通り約1・3キロメートルが「どんたく広場」になり、どんたく隊がパレードを行います。どんたく囃子(ばやし)に合わせてしゃもじを叩いて練り歩く人や踊る人、マーチングバンドなどの列が延々と続きます。
 地下鉄七隈線全線開通を祝うどんたく隊や、7月に開催される世界水泳大会をPRするどんたく隊も登場します。
 また、博多港に初寄港するクルーズ船「クイーン・エリザベス」の乗客をはじめ、県外からのどんたく隊も参加します。
マーチングバンドの写真各区の演舞台の様子
■市内各所に演舞台を設置
 
3日午前9時から午後8時半、4日午前9時から午後6時40分に、市役所西側ふれあい広場に「お祭り本舞台」を設置します。マーチングフェスティバルや、歌手の山崎まさよしさんらゲストによるステージなどが行われます。
 このほか、市内28カ所にも演舞台が設置され、さまざまな団体が日頃の練習の成果を披露します(開設時間は演舞台によって異なる)。
 
〈各区に設置する演舞台〉
 
▽東区=香椎駅前西公園▽博多区=藤田公園(区役所南側広場)▽中央区=福岡大名ガーデンシティ(大名二丁目)▽南区=大橋駅西口広場▽城南区=区役所東側広場▽早良区=西新駅北駐輪場▽西区=区役所駐車場

■はかた駅前通りの「どんたくストリート」
 
【日時】 3日午前10時から午前11時半、4日午前10時から午後1時
 
博多駅とキャナルシティ博多を結ぶ「はかた駅前通り」の約150メートルが路上ステージになり、伝統芸能、ブラスバンド、ダンスなどバラエティ豊かな団体が登場します。
 祭りのフィナーレを飾る「総踊り」を、4日午後5時50分からお祭り本舞台とどんたく広場の3拠点(呉服町、中洲・川端、広場本部)で行います。誰でも飛び入りで参加できます。
 このほか、博多港中央ふ頭(博多区沖浜町)に停泊している海上保安庁巡視船「やしま」の一般公開が、3日午後1時から午後3時、4日午前9時半から午後3時に行われます。
 ※どんたく広場およびはかた駅前通り周辺は、交通規制が行われます。
 どんたくに関する問い合わせは、市民の祭り振興会(電話 092-441-1118 FAX 092-441-1149)へ。
世界水泳PRのどんたく隊とともにパレードに登場する水素バスの写真
ホームページ「モバイルどんたく」でより楽しく
 ホームページ「モバイルどんたく」の画像
博多どんたく港まつりのホームページ「モバイルどんたく」(通称:モバどん)で、どんたくのプログラムのほか、市内を練り歩く博多松囃子(まつばやし)=3面参照=や、花自動車の位置情報を確認することができます。
 イベントマップもリニューアルされ、見やすくなりました。演舞台、パレード、どんたく広場の各拠点の詳細やアクセス方法なども確認できます。
 また、パレードのライブ映像も配信されます。参加団体が投稿した活動内容や練習の様子、参加者募集のメッセージなども見られます。
 ぜひチェックしてみてください。

祭りを彩る花自動車
 花自動車の写真
5月2日(火曜日)から4日(木曜日・祝日)に人気アニメ「名探偵コナン」や、「福岡ソフトバンクホークス&アビスパ福岡」などを題材に、LEDで電飾された花自動車3台が市内幹線道路を巡ります。
 3日、4日のパレードにも登場します。

5月2日(火曜日)午後5時から午後8時半前夜祭はお祭り本舞台で開催
 
祭り前日の午後5時から市役所西側ふれあい広場で、博多松囃子の稚児舞や、昨年の「どんたく隊賞人気コンクール」で入賞したどんたく隊の演技などが披露されます。
 また、スペシャルゲストに山崎まさよしさんを迎え、祭りの開催を祝います。入場整理券の配布はありません。直接会場にお越しください(入場制限が行われる場合もあります)。
山崎まさよしさんの写真
パレードの先頭を行く 博多松囃子
 パレードで先頭を行く博多松囃子の写真
3日にどんたく広場のパレードで先頭を行く博多松囃子(まつばやし)は、844年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財です。2日間かけて寺社や商店、企業など市内各所を回ります。三福神(福神、恵比須、大黒)と稚児で構成され、それぞれ流(ながれ)と呼ばれる博多の自治組織で運営されています。
 博多がかつて平家の日宋貿易の基地として栄えたことから、平重盛に対する謝恩として始まったと伝えられています。その後、松囃子は領主の元に年賀のあいさつに出向く行事になり、現在は、どんたくに合わせて行われています。
 訪問先では、三福神の各流が「祝うたァ」と叫び、それぞれのしきたりで祝います。
 
●厳かな雰囲気の中で古式ゆかしい稚児舞を披露
 稚児舞を披露している写真
稚児は、東流と西流によって2年交代で運営され、稚児舞を披露します。
 今年は昨年に続き、西流が担当します。本番に向けて2月半ばから博多小学校で、地域の子どもたちが舞姫と囃子方(かた)(龍笛(りゅうてき)、太鼓、大鼓、小鼓)の練習を週2回行っています。
 博多松囃子振興会本部委員の小島祥展さん(51)は「昨年はコロナ禍で全員がそろって練習することができませんでした。子どもたちは、昨年よりも上達した姿を見てもらおうと、所作などを合わせるために、声を掛け合って練習しています。どんな状況にあっても粛々と松囃子行事を執り行うことが私たちの務めです。後世につないでいきます」と、話しています。

どんたく写真コンクール
 
どんたく広場や演舞台など、祭りの風景を撮影した写真を募集します。
 優秀作品は、後日市役所1階ロビーに展示されます。詳細はホームページに掲載しています。
 
【応募方法】カラー四つ切り(254×303ミリ、A4・ワイド四つ切りでも可)の写真を、郵送「博多どんたく写真コンクール」係(〒810-0001中央区天神1-4-1西日本新聞イベントサービス内)で5月31日(必着)までに送ってください。入選者には直接通知します。

どんたく隊賞人気コンクール
 華やかどんたく隊の写真
祭りを盛り上げたと思う、お気に入りのどんたく隊を投票してください。その結果を基に後日表彰します。
 観光案内所(博多・天神)や、どんたく特設案内所などで配布するパンフレットの投票用紙欄で投票してください。投票箱は、お祭り本舞台や演舞台に設置されています。投票はホームページでも受け付けます。








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