【西区】「しいたけ」がつなぐ地域の交流 石丸校区


各校区で、地域の皆さんが気軽に参加できるイベントなどを通して、住民同士の交流を深める取り組みが進められています。

住みよいまちづくりを目指す石丸校区の事例を紹介します。

【小学校から校区へ広がった交流の和】
石丸校区では、熊本県小国町との交流事業として、小国町の特産品「しいたけ」のコマ打ち体験が実施されています。
この事業は、石丸小学校で小国町の生産者から子どもたちが食と農を学ぶ授業の一環として平成14年に始まりました。平成30年からは石丸公民館、そして自治協議会へと引き継がれ、地域の住民も参加する校区の交流事業として続けられています。
椎茸の写真
<原木は組んで保管>


【子どもも大人も一緒に体験】
コマ打ちとは、穴の開いたクヌギの原木に、しいたけの菌の付いた種コマを打ち込むことです。今年は、2月18日に石丸小学校で体験会が実施され、3年生120人と地域住民約100人が参加しました。
作業前には、小国町の皆さんからしいたけの成長サイクルや作業方法などについて、クイズを交えながら説明を受けました。
参加した児童は、「打ち込む作業は大変だったけれど、しいたけがどうやってできるのかが分かり、食べるのが楽しみになりました」と話していました。

子供の写真

クイズ風景の写真


【参加すると原木のオーナーに】
打ち込み作業の後には、所有者の名札を貼った原木を日光の当たらない校舎裏に保管しました。水やりなどの管理は、小国町の指導を受けながら、地域の方と公民館が協力して行います。

約1年半後の秋に収穫祭を行い、原木を各自持ち帰ることができます。適切に管理すると2年から3年は収穫が楽しめるそうです。

原木の写真
<原木は組んで保管>

昨年の収穫祭の写真
<昨年の収穫祭>

【住みよいまちを目指して】
同自治協議会会長の岡弘さんは、「収穫祭では地域の皆さんと自分たちで育てたしいたけを味わい、喜びを分かち合います。この事業をきっかけに顔見知りになって、いざという時に助け合える関係をつくってもらえたらうれしいです。みんなが安心して暮らせる地域になるよう、今後も活動を盛り上げていきたいです」と話します。

岡弘さんの写真

自治会・町内会、自治協議会の活動など地域の情報は、市が開設した福岡市地域コミュニティサイト(「ふくコミ」で検索)で確認できます。

【問い合わせ】
区地域支援課 
電話 092-895-7036 
FAX 092-882-2137






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