【東区】歴史 歩・歩・歩(さんぽ) ボランティアのおすすめスポット 馬出に残る「福岡市内線」跡


「歩・歩・歩(さんぽ)・会」
田原 昭子(53歳)

馬出三・四丁目に広がる「馬出緑地」は、昭和54年(1979年)に全線廃止された路面電車、「福岡市内線」の廃線路を利用して整備されました。

緑地内を通る536メートルの緑道の端に、複数の小さな石柱が立っています。この石柱は、福岡市内線の敷地の境界を表したものです。石柱には、同路線を運行していた西日本鉄道株式会社(西鉄)の当時の社章が刻まれています。


石柱の写真
<馬出緑地公園内にひっそりと立つ石柱>


このほかにも、馬出には福岡市内線が通っていた痕跡が残っています。


停留所跡の写真
<停留所跡>


馬出二丁目にある「馬出通り」バス停の乗降所は、一部が石畳になっています。ここは、かつて同路線の停留所(電停)として使われていました。付近の道路には、同じく敷地の境界を示す西鉄の社章が埋め込まれたものが残っています。


西鉄の社章の写真
<道路に埋まった西鉄の社章>


当時、市民の貴重な交通手段として福岡市内を走った路面電車、「福岡市内線」。

その面影を探しながら、馬出の町を散策してみませんか。


地図



 








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