人権スケッチ第49回

女性の活躍と男女共同参画の推進~地域の活性化と成長へ~
 世界情勢の課題改善に取り組む「世界経済フォーラム」は、世界各国の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しています。2022年の日本の順位は146カ国中116位、先進7カ国では最下位でした。
 この結果には、日本が政治や経済分野で女性の参画が低水準であることが影響しています。「男は仕事、女は家庭」「女性だから、男性だから」といった性別による決めつけや役割分担意識は、人生の選択肢を狭めたり、家庭や職場等での役割に影響したりします。経済格差や差別にもつながりかねません。福岡市は、人口に占める女性の割合が高い都市です。誰もが個性と能力を十分に発揮し、生き生きと活躍することは、地域経済の活性化や都市の成長につながります。
 また、仕事と生活を調和させ、どちらも充実させる「ワーク・ライフ・バランス」の推進によって、個々人の幸せな生き方だけでなく、組織や企業にとっても、生産性向上や人材確保など、プラスの効果が期待できます。多様な人材を生かすためには、誰もが平等に機会を与えられることが大切です。
 男女が性別によって担ってきた役割を見直し、仕事と育児・介護等を両立させ、多様で柔軟な働き方が選択できる環境の整備や意識の改革をしていきましょう。
 
■問い合わせ先/市人権啓発センター 

電話 092-717-1237 

FAX 092-724-5162










 










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