【中央区】2月は生活習慣病予防月間です 健診でチェック「慢性腎臓病」


健診のイラスト

【腎臓の多様な働き】
腎臓は、1日に150リットルから200リットルの血液をろ過して尿を作り、老廃物を排出する役割を担っています。
また、体内の水分・塩分の量や血圧を調整したり、赤血球を作るホルモンを分泌したりするなど、生命を維持するための大切な臓器です。

【生活習慣病と大きく関わる慢性腎臓病】
腎臓の機能が何らかの理由で慢性的に低下している状態を慢性腎臓病といいます。慢性腎臓病は、成人の約8人に1人いるといわれる身近な病気です。糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が、慢性腎臓病の増加に大きく影響していることが分かっています。
「沈黙の臓器」と呼ばれる腎臓は、自覚症状がないまま機能が低下し、腎不全を起こして人工透析が必要になる場合があります。また、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを高め、放置すると命に関わることもあります。

【年に一度は検査を受けましょう】
腎臓病の発症や進行を抑えるためには、生活習慣を改善することが大切です。自覚症状がなくても、年1回は健康診断を受け、早期発見・早期治療に努めましょう。

【問い合わせ】 
区健康課
電話 092-761-7340
FAX 092-734-1690

【腎臓に優しい生活習慣とは】
・適度な運動を行い、肥満を防止する
・睡眠をしっかり取る
・高血圧、糖尿病、脂質異常症などの適切な受診や治療を行う
・塩分の取り過ぎに注意する(1日の目安は男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満)
・喫煙をしない。お酒は適量に
・疲れやストレスをためない
・サプリメントや鎮痛薬を取り過ぎない


【生活習慣病と慢性腎臓病】
  生活習慣病と慢性腎臓病の経過図










  • この記事をシェアする

  • LINEシェアのリンクアイコン
  • はてなブックマークのリンクアイコン