【南区】南区博士への道 正解・解説コーナー



【正解】 
2.瓦

瓦の写真
<老司式古瓦の特徴や生産手法は九州各地に広がった>


この場所は「老司瓦窯跡(かわらがまあと)」です。建物に瓦が用いられるのが一般的ではなかった奈良時代に、瓦を生産していました。

昭和11(1936)年に発見され、窯の大きさは全長11メートルに及びます。この窯で焼かれた瓦は「老司式古瓦(こがわら)」と呼ばれ、天智天皇(中大兄皇子)が建立を願ったと伝えられる観世音寺(かんぜおんじ)(太宰府市)の創建に使われました。


観世音寺の写真
<746年に創建された観世音寺(写真提供 太宰府市)>


現在の老司瓦窯跡では、発掘当時の様子などに関する解説が見られるほか、備え付けのガラス板越しに現在の瓦窯跡を見ることで、内部の構造を確認できる仕掛けもあります。

先進的なものづくりで「大宰府」形成の一翼を担った老司瓦窯跡。その歴史に触れてみませんか。

【問い合わせ先】
市文化財活用課
電話 092-711-4666
FAX 092-733-5537


  








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