【東区】歴史 歩・歩・歩(さんぽ)ボランティアのおすすめスポット「あずみ族」のルーツ『今宮神社』


「歩(さ)・歩(ん)・歩(ぽ)・会」 

城戸 重臣(70歳)

「あずみ族」は、古代、漁業や水運、航海などに優れた技術を有する海洋民族で、古代志賀島を拠点に、日本全国に進出し、その名を各地に残しています。

その祖神は、古事記によると、海洋の神である綿津見三津(わたつみさんしん)と、その子・宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと)であるといわれています。

志賀海(しかうみ)神社の境内にある摂社の『今宮神社』には、拆命(さくのみこと)の他、安曇磯良丸(あずみいそらまる)も祭られています。磯良丸(いそらまる)は干潮や満潮を自由自在に操ることができる霊力を持つ千珠萬珠(せんじゅまんじゅ)を龍宮から授与され、神功(じんぐう)皇后の三韓出兵に貢献しています。


今宮神社の写真
<今宮神社>


志賀海神社で4月と11月に開催される「山ほめ祭」は、五穀豊穣と豊漁を祈念する祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。

同神社本殿での祭典の後、今宮神社でもほの暗い社殿のなかで白装束の巫女が立ち並んで行われる祭事の様子は、とりわけ幻想的です。

今宮神社の山ほめ祭の写真
<今宮神社の山ほめ祭>

志賀島を訪れた際には、今宮神社を訪ね、同神社にかかわる歴史に思いをはせてみませんか。


今宮神社の地図




 








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