認知症になっても安心して暮らせるまちに


福岡100ロゴ

市は、認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、さまざまな取り組みを行っています。

【認知症は誰もがなり得る身近なもの】
認知症とは、さまざまな原因で認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態をいいます。
2025年には、本市の約4万3千人に認知症の症状が出ると予測されています。認知症になっても、周囲の理解や協力を得て、自分らしく生き生きと暮らせる社会、認知症があってもなくても共に生きる社会を目指す取り組みが必要です。

【地域の応援者を増やす「認知症サポーター養成講座」】
認知症の人やその家族を見守る「応援者」を養成するため、区は「認知症サポーター養成講座」を実施しています。
7月7日、今泉一丁目のフチガミ医療福祉専門学校で、社会福祉士を目指す38人の学生が同講座を受講しました。

養成講座写真

講師でキャラバン・メイトの久米洋子さん(佐田整形外科病院医療ソーシャルワーカー)が、「認知症になっても、周りの人の理解や手助けがあれば幸せに暮らすことができる」「認知症の人には、優しく、ゆっくりと、笑顔で接しましょう」と話しました。学生たちは、「どう声を掛けるか不安でしたが、温かいあいさつから始めたい」と感想を述べました。

【認知症コミュニケーション技法「ユマニチュード(マルアール)地域講座」】
「ユマニチュード」とは、相手を大切に思っていることを伝え、より良い関係を築くためのケア技法です。

ユマニチュード地域講座写真

7月20日、赤坂公民館で行われたユマニチュード地域講座に約20人が参加しました。
参加者は、「相手の正面から同じ目線で声を掛ける」「体をつかまず優しく触れる」ことで、相手の気持ちも穏やかになることなどを学びました。
参加した女性は、「認知症で施設に入所している夫に、優しい言葉を掛けます」と話していました。

【問い合わせ】 
区地域保健福祉課
電話 092-718-1110
FAX 092-734-1690






 










  • この記事をシェアする

  • LINEシェアのリンクアイコン
  • はてなブックマークのリンクアイコン