樋井川は、油山から区内を通って博多湾に流れる、長さ約13kmの河川です。
身近な自然を日常的に利用してもらおうと、樋井川を中心に水辺の観察会や環境学習、安全指導などを行う団体「水と緑の楽校(がっこう)」代表の伊豫岡(いよおか)宏樹さん(41歳)に話を聞きました。
<伊豫岡(いよおか)宏樹さん>
【樋井川ってどんな川】
樋井川は、都会にありながら身近に自然を感じられる場所で、オイカワなど多くの川魚が泳ぐ姿を観察することができます。水辺を散歩していると、カワセミなど鳥の鳴き声が聞こえ、川岸にはフヨウやスミレ、クサイチゴなどの植物も見られます。
<「チーツッチー」と鳴く青い羽毛が美しいカワセミ>
<コバルトブルーの体が特徴のオイカワ>
【「水と緑の楽校」の活動内容は】
毎月第四土曜日に「樋井川さんぽ」と称して、友丘二丁目の水辺でごみ拾いを行ったり、川の専門家に魚や植物のことを教えてもらう学習会を開いたりしています。
大人が注意して子どもを見守ることで、川は楽しく学べる遊び場になります。子どもの頃から日常的に川に親しむことで、自然に対する理解が深まり、大人になったときにさまざまな場面で川と上手に付き合えるようになると思います。
<安全を確保して、大人と一緒に遊んでいます>
地域の皆さんに樋井川にもっと親しんでもらい、これからも自然豊かで安全に楽しめる場所にしていきたいです。
【樋井川じゃぶじゃぶマップ】
区は、樋井川の魅力をもっと知ってもらおうと魚や鳥、植物などを写真で紹介する「樋井川じゃぶじゃぶマップ」を発行し、配布しています。
マップには、水難事故などを防ぐため、川で遊ぶときの約束事も掲載しています。安全を確保した上で、魅力ある樋井川を楽しんでみませんか。詳細は下記にお問い合わせください。
【問い合わせ】
区企画共創課
電話 092-833-4009
FAX 092-844-1204