身近な地域コミュニティ
自治会・町内会活動に参加しませんか

 


  一定の地域を単位として、住民が運営する組織を、自治会または町内会といいます。
  区内には、約480の自治会・町内会があり、住みやすいまちにしていこうと、住民
 同士の交流を深める活動などを行っています。その中で、区内二つの自治会の取り
 組みを紹介します。


 【青葉台自治会】
  青葉台自治会では、毎年12月に餅つき大会を行っています。昨年は、町内の子ども
 たちを中心に参加を呼び掛け、約150人が集まりました。
  当日は、コロナ禍でも子どもたちと一緒に餅つきができるように、通常のきねと臼
 だけでなく、同自治会の山本佑治さん(79)が作った「だいがら」が使われました。



たいがらで餅つきをする参加者



 だいがらは精米などをする足踏み式の農具で、台の上に乗り、長いきねの柄に体重
 をかけることで、子どもでも簡単に上下させることができます。また、だいがらを使
 うと餅をつく人とこねる人との間隔が取れるため、感染対策にもなります。
 昨年度まで同自治会で会長を務めていた山本さんは、「初めてだいがらを使う子ど
 もたちには、貴重な経験になったようで、大変喜んでくれました。近隣の市町村から
 も、作り方を教えてほしいと連絡があるなど、反響も大きかったです。コロナ禍でも
 工夫して住民同士の交流を続けることは大切ですね」と話しました。



餅つき写真



 【美和台四丁目自治会】
  美和台四丁目自治会では、親子を対象にした「自然体験交流事業」を、年間を通じて
 実施しています。令和3年度は延べ55人が参加しました。
  同事業では、自治会が借りている農地で、田植えや稲刈り、芋掘りなどを行います。
 また、自然災害によってライフラインが止まったことを想定し、火の起こし方なども
 習います。住民同士の交流はもちろん、収穫の喜び、食の大切さ、自然災害への対応
 方法などを体験することができます。



高齢者サロンへおすそ分けをしている写真



  同自治会の城下邦芳会長(73歳)は、「事業を通して、親子だけでなく近所の仲も深ま
 ります。町内の子どもたちとも顔見知りになり、地域の交流の輪が広がりました。自然
 災害など、いざというとき頼りになるのは、近所の力です。時間があるときだけでも構
 いませんので、気軽に参加してほしいです」と話しました。



芋掘りをする子どもたちの写真



 【地域活動のことご相談ください】
  区は、自治会等の運営や、防犯・防災、子どもの健全育成、環境美化など、地域の活動
 に関する相談に応じています。そのほか、自治会等の活動例をまとめた『ふくおか自治会
 ミニブック』等も配布しています。


  市は今月、「共創による地域コミュニティ活性化条例」を制定しました。
 詳細は、本紙4面をご覧ください。
 

  問い合わせ
  区地域支援課
  電話 092-645-1041
  FAX 092-645-1042










 




 










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