教えて!どんなところ?
第5回 福岡管区気象台

気象台と天気予報
福岡管区気象台(大濠一丁目)は、九州各県と山口県を管轄する国土交通省の機関で、明治23年に業務を開始しました。
 
気象台では、午前5時、11時、午後5時の1日3回天気予報を発表するほか、注意報、警報、特別警報などの防災情報を随時発表しています。
 
脊振(せふり)山には福岡レーダーがあり、市内4カ所、県内20カ所で雨量等の観測を行っています。「気象衛星ひまわり」で撮影した地球の画像や、「気象レーダー」で捉えた雨雲の動き、全国約1300カ所にある「アメダス」等の観測データを用いて天気予報の精度を高めています。
 世界中の雲の画像を届ける気象衛星「ひまわり」の写真
福岡市の気候の特徴
本市は「日本海型気候」に属し、冬季は寒気の影響で曇りの日が多くなります。一方、梅雨末期は大雨に見舞われ、梅雨明け後は35度以上の猛暑日になることもあります。
 
同気象台が記録した最高気温は平成30年7月20日の38・3度。最多日降水量は「昭和28年水害」と呼ばれた同年6月25日の307・8ミリです。
 
桜の開花・満開も発表ソメイヨシノの標本木の写真
同気象台の敷地内にはソメイヨシノ(桜)、ウメ、アジサイ、イチョウ、カエデ等が植えられ、開花、満開、紅葉等で季節の移り変わりを判断する「生物季節観測」を行っています。
 
中でも多くの人々の注目を集めるのはソメイヨシノです。5輪咲いたら開花、8割咲いたら満開と発表しています。福岡は開花が全国的に早いため、多くの報道機関が取材に訪れます。

「教えて!どんなところ?」のイラストイメージ画像

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