2月は生活習慣病予防月間です
自分の血圧を知ろう

コロナ禍で、外出や運動の機会が減ったり、飲酒量が増えたりしていませんか。健康のバロメーターである「血圧」に注目し、健康管理に役立てましょう。
市健康づくりイメージキャラクター よかろーもん
●血圧測定のすすめ
 血圧が高い状態が続くと、じわじわと血管が傷むといわれます。脳や心臓の冠動脈、腎臓などにはたくさんの細い血管があり、血管が傷つくと、破れたり狭くなったりして、脳卒中や心筋梗塞、腎障害を招く恐れがあります。
 最近は、病院や健診などで測る血圧に加え、自宅で測る「家庭血圧」が重要視されています。自宅で家庭血圧を測定し、「高いかな」と思ったら、生活改善に取り組んでみましょう。
●家庭血圧の測り方
 家庭血圧は、朝と夜の1日2回の測定が推奨されています。朝は起床後1時間以内に、トイレを済ませて朝食前に測定します。夜は入浴や飲酒の直後を避け、寝る前に測りましょう。
 測定する時は、足を組まずに座り、1~2分呼吸を整えて測ります。
●運動も取り入れよう
 テレビを見ながら足踏みやスクワットをするなど、座ったままの時間を減らし、小まめに体を動かす工夫をしましょう。市健康づくりサポートセンターのホームページに、自宅でできる運動法を動画で紹介しています。 問い合わせ 区健康課 電話 092-761-7340 FAX 092-734-1690


【成人における血圧値の分類】
分類 診察室血圧 収縮期 診察室血圧 拡張期 家庭血圧 収縮期 家庭血圧 拡張期
1度高血圧 140~159 90~99 135~144 85~89
2度高血圧 160~179 100~109 145~159 90~99
3度高血圧 180以上 110以上 160以上 100以上
(高血圧治療ガイドライン2019より)


【血管が老化することで起こりうる疾患】
脳の血管 心臓の血管 腎臓の血管 足の血管
血管の老化が進行すると…
脳卒中 心筋梗塞 腎不全 閉塞性動脈硬化症

【血圧を上げないためのポイント】
▽減塩(うどんやラーメンの汁を残す、減塩表示のある調味料を利用)▽野菜や果物を取る(野菜は1日小鉢5~6皿)▽毎日30分程度の運動▽禁煙―など


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