チャレンジする商店街

区内には28の商店街があります。

商店街は、買い物の場として暮らしを支えるだけでなく、地域の交流やにぎわいを生み出しています。

その中から、独自の取り組みを行う二つの商店街を紹介します。


吉塚市場リトルアジアマーケット
JR吉塚駅近くの吉塚商店街が、昨年12月に「吉塚市場リトルアジアマーケット」として生まれ変わりました。

周辺に日本語学校などがあり、アジア系外国人が多く住むことから、多文化共生と商店街の活性化を目指して誕生しました。

昔ながらのアーケード街には、老舗のかまぼこ店や漬物店などとともに、タイやミャンマーなどアジア料理の飲食店が並び、懐かしさの中に異国の雰囲気が漂っています。
写真:アーケードの入口の様子
商店街の中ほどにある「アジアンプラザ」は、交流の場や休憩所として誰でも気軽に利用することができます。

また、タイの三輪自動車「トゥクトゥク」を使った高齢者の買い物支援など、地域を支える取り組みにも力を入れています。

吉塚商店連合組合の上園俊雄事務局長は、
「リニューアル後、若い人や家族連れも多く来てくれるようになりました。これからもみんなでアイデアを出し合い、誰もが安心して楽しく過ごせる場所にしていきたいです」
と話します。


【問い合わせ】
吉塚市場リトルアジアマーケット
電話 092-409-3209


みのしま商店街
JR博多駅の南約1キロに位置するみのしま商店街は、青果や鮮魚などの食料品店のほか、飲食店や雑貨屋などが並び、昭和の風情が残る昔懐かしい商店街です。

毎月第三土曜日には、多くの人に商店街を楽しんでもらおうと「ミノシマルシェ」が開催されています。
写真:毎月第三土曜日に開催の「ミノシマルシェ」の様子
マルシェでは、
▽イラストや雑貨などの作家が展示や販売を行う「ミノシマアートストリート」

▽対象店舗を回ってオリジナルの弁当を作る「ランチバイキング」

▽ヨーヨー釣りや綿あめなどが楽しめる「こども縁日」

▽「野菜のつめほーだい」―などが行われ、たくさんの人でにぎわいます。
写真:タマネギコーナーの「野菜のつめほーだい」の様子
次回は11月20日(土曜日)に開催予定(雨天延期)です。

みのしま連合商店街振興組合の野口裕光理事長は
「地域の皆さんや近くの専門学校の学生が、イベントを手伝ってくれます。来年は3年ぶりに夏祭りも開催したいですね。新しい店もオープンしていますので、商店街を盛り上げて地元を元気にしていきたいです」
と話してくれました。


【問い合わせ】
みのしま連合商店街振興組合
電話 092-431-4107(野口商店)


出掛ける際は、マスクの着用や人との十分な距離の確保、帰宅後の手洗いなど、基本的な感染症対策を行いましょう。


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