博多区の文化財を見に行こう

古くから大陸文化の窓口として発展してきた福岡市には多くの文化財が残っています。

その中から博多区にある文化財関連施設を紹介します。


日本最古級の水田跡と「ムラ」 1、板付遺跡弥生館
板付遺跡では、2500年以上前の国内最古級の水田とムラの跡が発見されました。

同館は、弥生時代の竪穴住居をイメージして造られた展示施設で、当時の生活の様子を知ることができます。

屋外には当時の水田とムラを復元していて、毎年米作りを行っています。

【場所】
板付三丁目21-1
電話 092-592-4936

【料金】
無料

【開館時間】
午前9時~午後5時
(入館は4時半まで)

【休館日】
12月29日~1月3日

弥生時代の集団共同墓地 2、金隈(かねのくま)遺跡甕棺(かめかん)展示館
金隈遺跡は、弥生時代の初めから数百年間使われていた共同墓地の遺跡です。

発見された墓のほとんどは、当時の北部九州で使われていた特徴的な墓である「甕棺墓(かめかんぼ)」です。

同館では甕棺墓が発掘当時のまま展示されていて、迫力ある実物を間近で見学できます。

【場所】
金の隈一丁目39-52
電話 092-503-5484

【料金】
無料

【開館時間】
午前9時~午後5時
(入館は4時半まで)

【休館日】
月曜日(祝休日のときは翌平日)、12月29日~1月3日

古代の防衛・外交拠点「那津官家(なのつのみやけ)」 3、国史跡比恵遺跡
1984年と2000年に行われた発掘調査で、倉庫とそれを囲む柵の跡が見つかりました。
発掘調査時の写真。現在は埋め戻されています。
建物は整然と並んでいて、536年にヤマト政権が日本国内を直接支配するため各地に設置した拠点「ミヤケ」の一つ、「那津官家」の一部と考えられています。

【場所】
博多駅南五丁目12
※駐車場はありません。

考古学情報の発信基地 4、福岡市埋蔵文化財センター
同センターでは、市内の発掘調査で出土した遺物や記録類を収蔵しています。

化学変化が起こりやすい金属器や木製品などには、より良い状態で将来に残すための保存処理を施しています。

館内の展示室では、発掘・研究方法などを多くの遺物を用いて分かりやすく紹介しています。

そのほか、講座や企画展示などのイベントも開催しています。

【場所】
井相田二丁目1-94

【料金】
無料

【開館時間】
午前9時~午後5時
(入館は4時半まで)

【休館日】
月曜日、12月28日~1月4日

【問い合わせ】
市史跡整備活用課
電話 092-711-4783
FAX 092-733-5537

市埋蔵文化財センター
電話 092-571-2921
FAX 092-571-2825

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