「町を守りたい」一心で10年
夜間の非行防止パトロール

長丘校区で10年に渡り、夜間パトロールを続けている「爺N(じいエヌ)倶楽部」を紹介します。

同校区では、子どもたちの問題行動が目立った時期があり、平成23年にはある少年によって住宅に爆竹が投げ込まれました。

このとき「町を守ろう」と古賀康雄さん(82)、上野晃人(あきと)さん(77)の二人が自主的に夜間パトロールを行ったことが、活動の始まりです。
夜遊びをする子どもを見かけては優しく声を掛け、暴言や威嚇(いかく)を受けても根気強く対話を続けました。

長年の真摯(しんし)な活動のかいもあり、子どもによる問題行動は減少しています。
過去に声を掛けた子どもが大人になり、活動をねぎらってくれることもあります。


現在、メンバーは8人に増え、毎週金曜日の午後9時から2時間程度、ごみ拾いなどを行いながらパトロールを続けています。

古賀さんは
「メンバーが同じ志を持って集まっていることが10年続けてこられた秘訣(ひけつ)です。今の平穏で静かな町を守るため、これからも活動を継続していきます」
と意気込みを語りました。

また、今年4月に加入した最年少メンバーの齊藤無限さん(47)は
「町を守るためにこれまで活動してきた皆さんに感謝しています。これからは若い人にも活動に参加してもらえたらうれしいです」
と話しました。



【問い合わせ先】
区企画振興課
電話 092-559-5017
FAX 092-562-3824





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