九州各地から,牛と豚が入荷されてきます。
と畜解体される前に,牛や豚にストレスを与えないように,けい留されます。
と畜解体し,翌日のせりに備えます。
牛・豚は,と畜解体後,枝肉の状態で保管されます。
せり開始前に,売買参加者は下見室に置かれた牛・豚の枝肉を綿密に調べ,産地や大きさ,格付などから枝肉の値段を見積もり,せりに備えます。
せりの始まりは午前11時30分からです。
先に,豚枝肉のせりが行われ,正午から牛枝肉のせりが行われます。
食肉市場のせりは「機械ぜり」で行われ,売買参加者は手元の端末を操作してせりに参加します。豚枝肉,牛枝肉ともに「せり上げ方式」で行われます。
売買参加者は,せり落とした枝肉をそれぞれのお店で販売したり,得意先に販売するため,枝肉のまま,又は市場内の加工場で販売しやすいようにカットした部分肉にして,市場から搬出します。